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ステンレス鋼(SUS304・316 などの種類と選び方)

ステンレス鋼は、クロムを約 10.5%以上含み、炭素が 1.2%以下の、錆びにくい鋼です(ステンレス協会)。

ステンレス鋼(SUS304・316 などの種類と選び方)
16件解決できる課題
6社紹介している企業
34点図と写真
32件出典

ステンレス鋼(SUS304・316 などの種類と選び方)

ステンレスの板・丸棒・パイプ・アングルと、表面のうすい不動態皮膜が傷のところで空気中の酸素によって再生する様子を拡大した断面のイラスト(AI で生成したイメージ)

信頼性・長寿命材料・部品・工法を置き換えるコストダウン金属腐食・防錆劣化(耐候・耐薬品)金属(素材)筐体・ケースバルブ・シール

ステンレス鋼は、クロムを約 10.5%以上含み、炭素が 1.2%以下の、錆びにくい鋼です(ステンレス協会)。表面にできる厚さ 1〜3nm の不動態皮膜が腐食の進行を防ぎ、こわれてもすぐに再生します。ただし「錆びない鋼」ではありません。塩化物が多い・すき間がある・溶接で組織が変わったなど、皮膜を保てない条件では、ステンレスでも孔があいたり割れたりします。板の JIS 規格だけで 60種類以上あるので、使う環境・強さ・加工・費用に合わせて鋼種を選ぶことが大切です。

出典:ステンレス協会「ステンレスの概説」

このページでは、不動態皮膜のしくみ、5つの系統と代表的な鋼種の違い、機械的性質と熱の性質、腐食の形(孔食・すき間腐食・応力腐食割れ・粒界腐食・もらい錆)と孔食指数、鋭敏化、表面仕上げ、加工と溶接の注意をまとめ、得意分野の違う会社を紹介します。めっきや塗装で鉄を守る方法は課題「錆びる・腐食する」、溶接の方法は技術ページ「溶接」で扱っています。

ステンレス鋼の企業(早見表)

企業材料・
切断
切削板金・
溶接
表面
処理
二相・
大物
腐食
試験
神戸ステンレスステンレス・二相の材料と切断(兵庫県)●●
中村ターンテックステンレスの精密な NC 旋盤加工(新潟県)●
ミューテック35薄板の TIG・YAG レーザー溶接(東京都)●
八剣電解電解研磨・不動態化処理(大阪府)●
中川鉄工所スーパー二相の長尺・大物加工(石川県)●●
神戸工業試験場粒界腐食・SCC などの腐食試験(兵庫県)●

●は、各社の公式サイトで扱いや事例を確認できたものです(空欄は、扱っていないという意味ではありません)。社名を押すと、その会社の紹介へ移ります。

目次

この技術で解決できる課題

ステンレス鋼の選び方が効くのは、ステンレスなのに錆びた・割れた、食品や医療で安全に使いたい、強さや磁性の条件がある、材料費を下げたいときです。課題ページでは、腐食・滅菌・食品に触れる部品・高温・材料費・加工しやすさの対策に出てきます(下の表)。

ステンレスなのに錆びた、溶接部の近くから腐食した、磁石に付く付かない、硬さが足りない、材料費が高いという困りごとと、鋼種の選び方でできることの対応図
図1 困りごとと、ステンレス鋼の選び方でできること
出典:このページの出典をもとに AI(Claude)で作成
課題この技術での解決課題ページ
錆びる・腐食する環境に合う鋼種(304 → 316 → 二相など)を選ぶ耐食材料を選ぶ
人や食品に触れても安全にしたい食品・肌に触れる部品の材料と、洗いやすい仕上げ使える材料を選ぶ衛生設計(電解研磨)
医療機器の部品を滅菌・消毒に耐えるようにしたい金属部品の鋼種と表面処理・手入れ金属の表面処理と手入れ
高温でも使える材料にしたい耐熱ステンレス・耐熱鋼を選ぶ耐熱金属
材料費を下げたい必要な所だけ高い鋼種にする、省ニッケルの鋼種を検討する材料を替える
加工しやすい形状にしたい快削ステンレスなど、加工に合う材料を選ぶ材料と硬さの選び方
真空装置の漏れ・到達圧力不足を解決したい部品の洗浄と材料・仕上げを見直す洗浄と材料の見直し

右の列は、関係する課題ページの対策の節へのリンクです。

仕組み:クロムがつくる、うすい不動態皮膜

ステンレス協会の資料によると、ステンレス鋼の中のクロム(Cr)が空気中の酸素(O)と結びつき、表面に厚さ 1〜3nm(ナノメートル)のうすい不動態皮膜をつくります。皮膜は Cr₂O₃・nH₂O で表される網目構造の酸化皮膜で、腐食の進行を防ぎます。一般的な環境では、傷などで皮膜がこわれてもすぐに再生する(自己補修する)ため、耐食性が保たれます。

クロムと酸素が結びついてうすい皮膜ができ、傷で皮膜がこわれても空気中の酸素ですぐに再生する様子を3段階で示した断面図
図2 不動態皮膜のしくみ(3つの段階)
出典:ステンレス協会「ステンレスの概説」をもとに AI(Claude)で作成

出典:ステンレス協会「ステンレスの概説」

定義:クロム 10.5%以上、炭素 1.2%以下

ステンレス鋼の定義は 1988年1月に国際的にそろえられ、炭素 1.2%以下で、クロムを約 10.5%以上含む合金鋼(鉄がおおむね50%以上)とされています(ステンレス協会)。新潟県工業技術総合研究所の解説も、JIS ではクロム 10.5%以上・炭素 1.2%以下の、耐食性を向上した鋼と定義されていると説明しています。

クロムに加えて、ニッケル(Ni)は金属組織をオーステナイトにして加工性・靭性を高め、モリブデン(Mo)と窒素(N)は孔食に強くします。どの元素をどれだけ入れるかで、次の節の5つの系統と、たくさんの鋼種に分かれます。

出典:ステンレス協会「ステンレスの概説」、新潟県工業技術総合研究所「ステンレス鋼の種類」、新潟県工業技術総合研究所「窒素添加によるステンレス鋼の硬度と耐食性の向上」(JST 新技術説明会)

種類と選び方:5つの系統と代表的な鋼種

ステンレス鋼は、常温での金属組織によってオーステナイト系・フェライト系・マルテンサイト系・二相系・析出硬化系の5つに分けられます。板の JIS 規格だけで 60種類以上ありますが、最も多く使われるのは SUS304(18Cr-8Ni)と SUS430(18Cr)です(ステンレス協会)。

オーステナイト系・フェライト系・マルテンサイト系・二相系・析出硬化系の主要成分・代表鋼種・磁性・焼入れの可否・特徴をまとめた表
図3 ステンレス鋼の5つの系統
出典:ステンレス協会「ステンレスの概説」と新潟県工業技術総合研究所「ステンレス鋼の種類」をもとに AI(Claude)で作成
鋼種系統・成分(名目)特徴用途の例(日本製鉄のカタログ)注意
SUS304オーステナイト系
18Cr-8Ni
最も一般的。深絞り・溶接もしやすい家庭用器具、化学プラント、建築装飾、車両塩化物で応力腐食割れ。加工で磁性が出る
SUS304Lオーステナイト系
18Cr-9Ni-低炭素
炭素を減らし、粒界腐食に強い。溶接する構造物の候補カタログでは耐粒界腐食の鋼種として分類耐力・引張強さの下限が 304 より低い
SUS316・316Lオーステナイト系
18Cr-12Ni-2.5Mo
Mo で孔食に強い(孔食指数が高い)石油精製・化学プラント、原子炉装置、製紙プラントMo を含むぶん一般に高価(編集部)
SUS430フェライト系
17Cr
Ni なしで安価。熱伝導がよく、熱で伸びにくい家庭用器具、業務用厨房機器304 より耐食性が低い。やや脆い
SUS410・420J2マルテンサイト系
13Cr(420J2 は 0.3C)
焼入れで硬くできる機械構造部材、刃物耐食性は系統の中で最も劣る
SUS329J4L二相系
25Cr-6Ni-3Mo-N-低炭素
耐力が高く、応力腐食割れを起こしにくい化学プラント、エネルギー関連プラント比較的脆い(新潟県の解説)
SUS630析出硬化系
Cr-Ni に Al・Cu などを少量添加
熱処理で強度を高めるタービン部品、スプリング(新潟県の解説)熱処理の条件で性質が変わる

成分・用途は日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログの鋼種の表(SUS630 は新潟県工業技術総合研究所の解説とステンレス協会の表)から。注意の列は、このページの出典をもとに編集部が整理したものです。

出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)、新潟県工業技術総合研究所「ステンレス鋼の種類」、ステンレス協会「ステンレスの概説」

強さ:二相系は耐力が SUS304 の約2倍

日本製鉄の冷延鋼板のカタログでは、SUS304 の規格値は 0.2%耐力 205N/mm² 以上・引張強さ 520N/mm² 以上・伸び 40%以上です。炭素を減らした L 材(304L・316L)は耐力 175・引張強さ 480 以上と少し低くなります。二相系の SUS329J4L は耐力 450N/mm² 以上です(同じ強さで板を薄くできるかは、編集部の見方では使う条件しだいです)。マルテンサイト系の SUS420J2 は焼入れでさらに硬くして使います。

SUS304・304L・316・316L・430・410・420J2・329J4Lの冷延鋼板の0.2%耐力と引張強さの規格値の下限を比べた横棒グラフ
図4 鋼種ごとの 0.2%耐力と引張強さ(規格値の下限)
出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログの鋼種の表をもとに AI(Claude)で作成

出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)

熱の性質:オーステナイト系は熱を伝えにくく、熱で伸びやすい

同じカタログの代表値では、熱伝導率は SUS304・316 が 16.3W/m・℃、SUS430 が 26.0W/m・℃です。線膨張係数は SUS304 が 17.3×10⁻⁶/℃、SUS430 が 10.5×10⁻⁶/℃で、オーステナイト系は熱を伝えにくく、温度で大きく伸びます。溶接や熱処理での歪み、ほかの材料と組み合わせたときの伸びの差を考えるときに効いてきます(線膨張係数は 技術の基礎知識「線膨張係数」)。

SUS304・316・329J4L・430・410の熱伝導率と線膨張係数を比べた横棒グラフ
図5 熱伝導率と線膨張係数(代表値)
出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログの鋼種の表をもとに AI(Claude)で作成

出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)

選ぶ順番:硬さ → 塩化物 → 溶接 → 費用

出典の内容を、鋼種を決める順番に並べると下の図のようになります。焼入れで硬くしたいならマルテンサイト系、塩化物が多い環境なら Mo を含む 316 や二相系、溶接するなら低炭素の L 材か安定化鋼、一般の環境なら SUS304、費用を下げたいならフェライト系や省ニッケルの鋼種が候補です。磁性・食品や医療の規格・仕上げ・入手できる板厚や寸法も、あわせて確かめます。

焼入れで硬くしたいか、塩化物が多いか、溶接するか、一般の環境か、費用を下げたいかを上から順に判断して鋼種を選ぶ流れ図
図6 鋼種の選び方の流れ
出典:このページの出典(ステンレス協会・新潟県工業技術総合研究所・日本製鉄の資料)をもとに AI(Claude)で作成

出典:新潟県工業技術総合研究所「ステンレス鋼の種類」、北海道立総合研究機構 工業試験場報告 No.323、名古屋市工業研究所「ステンレス鋼の粒界腐食」(技術相談事例)、日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)

使う場面ごとの選び方

使う場面よく使われる鋼種選ぶときのポイント
一般の屋内・家電・厨房SUS304、SUS430430 は Ni を含まず安価。304 は深絞り・溶接もしやすい
海水・海辺・塩素のある水SUS316・316L(SCC の対策の材料)、二相系(329J4L など)孔食・すき間腐食・応力腐食割れに注意。Mo・Cr の多い鋼種を選ぶ
化学プラント・薬品SUS316・316L、SUS317、二相系薬品・濃度・温度で鋼種が変わる。腐食試験で確かめる
溶接する構造物・配管SUS304L・316L、SUS321・347(安定化鋼)溶接の熱で起きる鋭敏化(粒界腐食)を避ける
刃物・軸・ノズル・バルブSUS410・420J2(マルテンサイト系)、SUS630焼入れ・析出硬化で硬くする。耐食性は 304 より低い
食品機械・サニタリー配管SUS304・316L など電解研磨・不動態化処理で表面を整え、洗いやすくする

用途の例は、日本製鉄のカタログ・新潟県工業技術総合研究所の解説・ステンレス協会の資料から。ポイントの列は編集部が整理したものです。

ステンレスで起きる、主な腐食の形

ステンレスの腐食は、皮膜を保てない場所で局部的に進む「局部腐食」が問題になりやすいとされます(神戸工業試験場は、局部腐食はステンレス鋼のような耐食性の高い材料にみられることが多いと説明しています)。代表的なのは、塩化物イオンで小さな孔があく孔食、部品どうしのすき間(接触部)で進むすき間腐食、環境と引張応力が重なって割れる応力腐食割れ(SCC)、溶接などで鋭敏化した結晶粒界に沿って進む粒界腐食です。表面に付いた鉄粉が錆びて、ステンレスが錆びたように見える「もらい錆」もあります(日本製鉄のよくあるご質問)。

孔食・すき間腐食・応力腐食割れ・粒界腐食・もらい錆の5つの腐食の形を断面のアイコンと主な対策で示したカード
図7 ステンレス鋼で起きる、主な腐食の形
出典:新潟県工業技術総合研究所・名古屋市工業研究所・日本製鉄の資料をもとに AI(Claude)で作成

出典:新潟県工業技術総合研究所「応力腐食割れについて」、名古屋市工業研究所「ステンレス鋼の粒界腐食」(技術相談事例)、日本製鉄「ステンレス よくあるご質問」、神戸工業試験場「腐食試験」

孔食指数(PRE)で、孔食への強さの目安をつかむ

孔食への強さの目安として、孔食指数 PRE = Cr + 3.3 × Mo + n × N(%)がよく使われます。新潟県工業技術総合研究所の資料では、窒素の係数 n は 8〜30 で、多くは 16 としています。モリブデンは 1%でクロム 3.3%ぶん効く計算です。日鉄技報も、窒素の係数を 16〜30 として、窒素を約 0.04%増やすと PRE が 0.6〜1.2 程度上がるとしています。

SUS430・304・444・316・317・329J4Lの孔食指数PREを名目の成分から計算して比べた横棒グラフ
図8 鋼種ごとの孔食指数の目安(編集部の計算)
出典:新潟県工業技術総合研究所の資料(PRE の式)と日本製鉄のカタログ(名目の成分)をもとに AI(Claude)で作成

図の値は、カタログの名目の成分(例 18Cr-12Ni-2.5Mo)から窒素を含めずに編集部が計算した目安です。実際の値は、成分の規格の幅と窒素の量によって変わります。

出典:新潟県工業技術総合研究所「窒素添加によるステンレス鋼の硬度と耐食性の向上」(JST 新技術説明会)、日鉄技報 第389号「NSSC 420J1M」、日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)

応力腐食割れ(SCC)は、3つの因子がそろうと起きる

新潟県工業技術総合研究所の解説によると、応力腐食割れは引張応力・腐食環境・材料の3つの因子がそろったときに起きます。引張強さの 1/10 程度の小さな応力でも割れにつながり、オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304・316 など)は塩素雰囲気で割れやすいとしています。鋭敏化した組織や、強い加工でできたマルテンサイトがあると、さらに割れやすくなります。海に近い地域で使われた SUS304 の金具が割れた事例では、割れの近くの組織が鋭敏化していました。

北海道立総合研究機構の報告は、SCC の対策の材料として、Mo を加えた SUS316、炭素を減らした SUS304L・316L、二相系、リーン二相の SUS821L1 を挙げています。

引張応力・腐食環境・材料の3つの円が重なった所でSCCが起き、応力を減らす・環境を変える・材料を替えるの3つの対策を並べた図
図9 応力腐食割れの3つの因子と対策
出典:新潟県工業技術総合研究所「応力腐食割れについて」と北海道立総合研究機構の報告をもとに AI(Claude)で作成

出典:新潟県工業技術総合研究所「応力腐食割れについて」、北海道立総合研究機構 工業試験場報告 No.323

ニッケルを減らした鋼種も選択肢に

JFE スチールの論文(2007年)は、SUS304 が全ステンレス鋼の生産量の半分以上を占める一方、ニッケルの値上がりで SUS304 の価格が大きく上がったことを問題に挙げています。同社はニッケルとモリブデンを使わず、クロムを 21%に増やして SUS304 と同等の耐食性を確保したフェライト系の JFE443CTを開発しました。日本製鉄のカタログにも、SUS304J1 に当たる NSSC 27A(17Cr-7Ni-2Cu)や、SUS821L1 に似たリーン二相の NSSC 2120(21Cr-2Ni-3Mn-Cu-N)など、ニッケルを減らした鋼種が載っています。置き換えるときは、耐食性・加工性・溶接性を使う条件で確かめます。

出典:JFE スチール「ニッケル,モリブデンフリー高耐食性クロム系ステンレス鋼の開発」(材料 Vol.56 No.7、2007年)、日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)、新潟県工業技術総合研究所「窒素含有ニッケルフリーステンレス鋼」

向いている条件と注意点

ステンレス鋼が向いている条件

  • 塗装やめっきをせずに、錆びにくくしたい
  • 水・食品・薬品に触れ、洗浄・殺菌をくり返す
  • 見た目(つや・ヘアライン)をそのまま生かしたい
  • 低温・高温でも使いたい(オーステナイト系)
  • めっきのはがれ・塗装の傷を心配したくない

注意点

  • 塩化物・すき間・酸素の少ない所では局部的に腐食する
  • 溶接の熱で鋭敏化し、粒界腐食・割れが起きることがある
  • 熱を伝えにくく、熱で伸びやすい(歪みやすい)
  • 加工で硬くなり、切削しにくい(難削材)
  • 材料費が Ni などの価格で大きく変わる

この一覧は、このページの出典(ステンレス協会・新潟県工業技術総合研究所・日本製鉄の資料など)をもとに編集部が整理したものです。

よくある失敗:溶接のあとの粒界腐食(鋭敏化)

オーステナイト系ステンレスを溶接すると、熱がかかった所の結晶粒界にクロム炭化物ができ、その周りのクロムが減って、粒界に沿って腐食しやすくなります。これを鋭敏化といいます。名古屋市工業研究所の事例は、600〜800℃に数十秒以上さらされると鋭敏化するとし、対策に SUS304L などの低炭素鋼や SUS321 などの安定化鋼への変更を挙げています。新潟県工業技術総合研究所は、SUS304 では 600〜800℃で 10分〜1時間程度で鋭敏化するとし、フェライト系の SUS430 でも 1000℃程度から空冷すると鋭敏化すると説明しています。

茨城県工業技術センターの報告(SUS304L のパイプ)は、450〜850℃の範囲を扱い、650℃でクロム炭化物(Cr₂₃C₆ 系)が粒界に出ることを示し、1000〜1100℃の溶体化処理で炭化物が溶け込むとしています。資料ごとに温度の範囲が違う理由は書かれていませんが、鋼種や試験の条件が違うので、数値は各資料の条件とセットで読みます。

結晶粒界にクロム炭化物が並び周りのクロムが減った組織の模式図と、資料に書かれた鋭敏化の温度域を並べた横棒の図
図10 鋭敏化のしくみと、資料に書かれた温度域
出典:名古屋市工業研究所・新潟県工業技術総合研究所・茨城県工業技術センターの資料をもとに AI(Claude)で作成

出典:名古屋市工業研究所「ステンレス鋼の粒界腐食」(技術相談事例)、新潟県工業技術総合研究所「SUS430 の鋭敏化」、茨城県工業技術センター研究報告 第19号

よくある失敗:もらい錆を「ステンレスが錆びた」と思う

日本製鉄のよくあるご質問は、ステンレスが錆びたように見える原因として、表面に付いた鉄粉が錆びる「もらい錆」を挙げています。鉄鋼材料とこすれたときだけでなく、鉄製の設備・工具・金型に直接触れただけでも鉄粉がかみ込むとして、加工や取り扱いのときの注意を呼びかけています。錆びたときは、まず錆の正体を確かめることが大切です。

出典:日本製鉄「ステンレス よくあるご質問」

カタログ値の見方

項目見方
0.2%耐力・引張強さ・伸び・硬さ≧・≦ が付いた値は規格(JIS、または日本製鉄の社内規格)の下限・上限。強度の計算には下限を使うのが一般的(編集部)
成分(例 18Cr-8Ni)名目の成分。実際は規格の範囲内でばらつく。届いた材料の値はミルシート(検査証明書)で確かめる(編集部)
熱伝導率・線膨張係数・比熱・電気抵抗代表値。カタログには、規格の規定事項以外は保証を意味しないと注記されている
表面仕上げ(No.2B・BA・No.4・HL など)製造工程と見た目の区分。耐食性・洗いやすさにも関係する
製造可能範囲板厚・幅・長さの範囲。鋼種と仕上げの組み合わせで変わる
SUS304の行を例に、規格値(耐力・引張強さ・伸び・硬さ)と代表値(熱伝導率・線膨張係数)の違いを説明した図
図11 鋼板のカタログの表の見方
出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログをもとに AI(Claude)で作成

出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)

表面仕上げの記号を読む

日本製鉄のカタログによると、No.2D は冷間圧延・焼なまし・酸洗のまま、No.2B はそのあと軽く冷間圧延したもの、BA は光輝焼なましのあと軽く冷間圧延した仕上げです。No.4 は No.2B を 150〜180メッシュの研磨剤で仕上げた一般ミガキ、HL は連続した砥粒の線を付けたヘアラインで、溶接したあとの手入れがしやすく建築に向くとしています。No.8 は鏡面です。

No.2D・No.2B・BA・No.4・HL・No.8の6つの表面仕上げの見た目の違いをイメージで示した図
図12 冷延鋼板の主な表面仕上げ(見た目のイメージ)
出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログの表面仕上げの説明をもとに AI(Claude)で作成

出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)

加工・溶接・量産の注意

  1. 加工で硬く・磁性が出るSUS304 は加工で一部がマルテンサイトになる
  2. 溶接の焼けと熱焼けを除き、鋭敏化と歪みに気をつける
  3. 表面を整えて守る酸洗・電解研磨・不動態化で皮膜を整える

この3点は、このページの出典をもとに編集部が整理したものです。

SUS304 は加工で硬くなり、磁性が出ることがある

ステンレス協会の資料の測定例では、SUS304 の引張強さは 637N/mm²、伸びは 55%で、冷延鋼板 SPCC(323N/mm²・42%)より強く、よく伸びます。資料は、SUS304 のような準安定オーステナイト系は、加工誘起変態と呼ばれる現象で、加工の効果が極めて高くなるとしています。日本製鉄のよくあるご質問も、プレス加工などで大きく変形させた部分は、加工ひずみによるマルテンサイト変態で磁石に付くようになるが、成分は変わらないと説明しています。新潟県工業技術総合研究所は、強い加工でできたマルテンサイトがあると応力腐食割れが起きやすくなるとしています。

SPCC・SUS430・SUS316・SUS304の降伏点と引張強さの測定例を比べた横棒グラフと、加工でマルテンサイトに変わると硬くなる・磁石に付く・SCCしやすくなることを示した図
図13 加工硬化と磁性(加工誘起マルテンサイト)
出典:ステンレス協会「ステンレスの概説」(他材料との比較)をもとに AI(Claude)で作成

出典:ステンレス協会「ステンレスの概説」、日本製鉄「ステンレス よくあるご質問」、新潟県工業技術総合研究所「応力腐食割れについて」

削りにくさと、快削ステンレス

中村ターンテックの説明によると、代表的なオーステナイト系ステンレスは加工中に硬化しやすく、熱伝導率が低いため切削の熱が工具の先に集まりやすく、粘い材料なので切りくずが伸びて絡まりやすい、削りにくい材料です。大同特殊鋼の資料は、SUS303 を代表的な快削ステンレス鋼としたうえで、鉛を加えないフェライト系の快削鋼のドリルでの削りやすさを、SUS303 の 6.6倍・SUS304 の 10.8倍と示しています(同社の試験条件)。快削鋼は削りやすさのために成分を調整しているので、耐食性・溶接性が使う条件に合うかを確かめてから選ぶのが安全です(編集部)。

出典:中村ターンテック「ステンレスの切削加工」、大同特殊鋼「STARCUT 13Cr」(快削ステンレス鋼の資料)

溶接の焼けは取り除く

新潟県工業技術総合研究所の資料は、溶接の熱でできる酸化膜(焼け・テンパーカラー)は不動態皮膜とは違い、耐食性を下げると説明しています。同研究所は、溶接のあとに焼けを除くためにバフ研磨が行われることを挙げ、バフ研磨をした試料(溶接していない板)の分析結果が未処理の試料とほぼ同じだったことから、バフ研磨は溶接による耐食性の低下を改善する有効な手段としています。同じ分析で、酸洗や電解研磨をした試料は、表面の近くに Cr の酸化物が濃く集まっていることも確かめています。

溶接ビードの両側にできた黄から青の色の帯の模式図と、そのままにすると耐食性が下がり取り除くと元に近い状態に戻ることを示した図
図14 溶接の焼け(テンパーカラー)とその処理
出典:新潟県工業技術総合研究所「各種表面処理を施したステンレス鋼の XPS 分析」をもとに AI(Claude)で作成

出典:新潟県工業技術総合研究所「ステンレス鋼の表面処理の XPS 分析」

不動態化処理・電解研磨で、表面の皮膜を整える

新潟県工業技術総合研究所は、加工したステンレスは酸で洗って清浄にして使われることが多く、この酸洗が不動態化処理を兼ねる場合が多いと説明しています。硝酸での実験では、処理した試料は未処理より孔食電位が高くなりましたが、SUS430 では硝酸の濃度を 50%まで上げると孔食電位が低くなり、SUS304 も高い濃度では低い値でした。編集部の見方では、濃いほどよいわけではなく、鋼種に合う条件を確かめて決めるのがよさそうです。埼玉県産業技術総合センターは、六価クロムを使わない液で SUS304 の板を電解研磨し、10V・9分で光沢度 537 の鏡面にした研究を報告しています。

出典:新潟県工業技術総合研究所「ステンレス鋼の不動態化処理」、埼玉県産業技術総合センター研究報告 第9巻(電解研磨)

相談する前に整理すること

ステンレスの材料・加工・表面処理を相談するときは、次の点を整理しておくと話が早く進みます(編集部が整理した項目です)。

使う環境・必要な強さ・磁性・加工の方法・表面・規格と証明・形と量・今の困りごとの8項目のチェック表
図15 ステンレスを相談する前に整理すること
出典:このページの出典をもとに AI(Claude)で作成
  • 使う環境(水・海水・塩素・薬品・温度・湿気)
  • 必要な強さ・硬さ(荷重・ばね性・高温での強さ)
  • 磁性(付いてよいか、付いては困るか)
  • 加工の方法(切削・プレス・曲げ・溶接・熱処理)
  • 表面(仕上げの記号・洗浄・不動態化・電解研磨)
  • 規格と証明(JIS・ASTM・食品・ミルシートの要否)
  • 形と量(板厚・径・長さ・数量・納期)
  • 今の困りごと(錆びた・割れた場所の写真、使った年数)

企業紹介(ステンレス鋼技術)

ステンレスの材料の調達・切断から、切削・溶接・表面処理・大物の加工・腐食試験まで、得意分野の違う会社を紹介します。掲載は各社の公開情報にもとづきます。

企業材料・
切断
切削板金・
溶接
表面
処理
二相・
大物
腐食
試験
神戸ステンレスステンレス・二相の材料と切断(兵庫県)●●
中村ターンテックステンレスの精密な NC 旋盤加工(新潟県)●
ミューテック35薄板の TIG・YAG レーザー溶接(東京都)●
八剣電解電解研磨・不動態化処理(大阪府)●
中川鉄工所スーパー二相の長尺・大物加工(石川県)●●
神戸工業試験場粒界腐食・SCC などの腐食試験(兵庫県)●

●は、各社の公式サイトで扱いや事例を確認できたものです(空欄は、扱っていないという意味ではありません)。社名を押すと、その会社の紹介へ移ります。

神戸ステンレス株式会社|ステンレス・二相合金の材料を、厚板まで切って届ける

神戸ステンレスとは

神戸市長田区に本社工場、神戸市西区に西神工場を置く、ステンレスの材料と切断加工の会社です(1958年設立)。

神戸ステンレスの素材別の加工例に載っている、ウォータージェットで切断した厚さ22mmのSUS304の板を定規と並べた写真
神戸ステンレスのウォータージェット切断(SUS304、板厚22mm)(出典:神戸ステンレス)

神戸ステンレスの得意技術

技術内容
取り扱う材料ステンレス鋼全般、二相合金、ニッケル合金、高合金。鋼板・棒鋼・型鋼・パイプ・継手
切断加工シャーリング・ウォータージェット・レーザー・プラズマ・バンドソー
ウォータージェット板厚 300mm までの加工が可能としている

神戸ステンレスが解決できる課題

  • ステンレスや二相合金の材料を、必要な形・寸法に切断して手に入れたい
  • 厚い板を、熱の影響を抑えて切りたい(ウォータージェット)

出典:神戸ステンレス「会社概要」、神戸ステンレス「ウォータージェット切断加工」、神戸ステンレス「素材別ウォータージェット加工」

中村ターンテック株式会社|SUS303 から SUS630 まで、ステンレスの精密な NC 旋盤加工

新潟県西蒲原郡弥彦村にある、NC 旋盤による精密切削部品の会社です(1953年創業)。

中村ターンテックのステンレスの切削加工のページに載っている、さまざまな形の細い軸やねじなどの切削部品を黒い背景に並べた写真
中村ターンテックの切削部品の例(出典:中村ターンテック)

中村ターンテックの得意技術

技術内容
扱う鋼種SUS303・304・316・316L・329J4L・403・410・416・420J2・430・440C・630 などの切削実績
NC 旋盤加工φ1〜φ50 のバー材から。数量は1個〜1000個程度を得意としている
加工事例先端までΦ1.5 の穴が貫通した部品、医療ネジ(SUS316L)、SUS430F の複合 NC 旋盤加工など

中村ターンテックが解決できる課題

  • ステンレスの細い軸やねじなどの部品を、少ない数から精度よく削りたい
  • SUS303 以外の鋼種(316L・420J2・630 など)で、切削部品を相談したい

出典:中村ターンテック「会社概要」、中村ターンテック「ステンレスの切削加工」

株式会社ミューテック35|薄いステンレスを、焼けと歪みを抑えて溶接する精密板金

東京都日野市にある精密板金の会社です(1990年創立)。

ミューテック35の溶接のページに載っている、溶接したあとの焼けが見えるステンレスのL字の部品の写真
ミューテック35:TIG 溶接のあとの焼け(出典:ミューテック35)

ミューテック35の得意技術

技術内容
TIG 溶接鉄・ステンレスは板厚 0.5mm から。焼け跡は焼け取り材で落とせるが、生じた歪みや熱応力は残ると説明している
YAG レーザー溶接TIG 溶接より照射域が小さく、材料に与える影響の範囲が抑えられるので、歪みを抑えられるとしている。ヘアラインやバフ材で研磨代を抑えるためにも使う
溶接後の加工形状によって、溶接後の切削で百分台の公差・平面度・直角度にも対応できるとしている

ミューテック35が解決できる課題

  • ステンレスの薄板の部品を、焼けと歪みを抑えて溶接したい
  • ヘアライン材の外観を生かしたまま、溶接で組み立てたい

出典:ミューテック35「会社概要」、ミューテック35「溶接」

ミューテック35の溶接のページに載っている、ステンレスの部品の溶接の焼けを、手で道具を当てて取っている作業の写真
ミューテック35:焼け取りの作業(出典:ミューテック35)

八剣電解株式会社|ステンレスの電解研磨と不動態化処理、現地での施工も

大阪府守口市に本社を置く、電解研磨の会社です(1947年設立)。大阪府摂津市にも工場があります。

八剣電解の電解研磨のページに載っている、電解研磨で鏡のように光るステンレスのスクリュー2本の写真
八剣電解:電解研磨したスクリュー(出典:八剣電解)

八剣電解の得意技術

技術内容
電解研磨リン酸・硫酸などの混酸を用いて通電し、金属の表面を溶かして平滑でクリーンな表面に仕上げる。皮膜ができて耐食性が増すとしている
不動態化処理・精密洗浄硝酸などの薬液で強制的に酸化し、密度の高い皮膜をつくる。用途の例はサニタリー配管・現地施工の配管・タンク
対応ステンレス・ハステロイの電解研磨、不動態化処理、精密洗浄、酸洗、バフ研磨。全国での現地施工

八剣電解が解決できる課題

  • 医薬などの設備のタンクや配管の内面を、平滑で洗浄しやすくしたい
  • 据え付けた配管・タンクを、その場で不動態化処理・電解研磨したい

出典:八剣電解「会社概要」、八剣電解「電解研磨」、八剣電解「不動態化処理・精密洗浄」

株式会社中川鉄工所|スーパー二相ステンレスの長尺・大物部品を削る

中川鉄工所とは

石川県白山市にある、長尺・大型部品の機械加工の会社です(1920年創業)。

中川鉄工所の加工実績に載っている、スーパー二相ステンレスS32750の長いポンプシャフト2本を工場の床に置いた写真
中川鉄工所:スーパー二相ステンレスのポンプシャフト(出典:中川鉄工所)

中川鉄工所の得意技術

技術内容
長尺・大物加工最長 14m の旋盤加工、最長 7m の五面加工
難削材スーパー二相ステンレス鋼やチタンの加工を得意とし、産官学連携の研究開発で技術を培ったとしている
加工実績スーパー二相ステンレス(S32750)のポンプシャフト φ240×4,650mm(海水淡水化プラント向け、振れ精度 0.04mm)

中川鉄工所が解決できる課題

  • 海水を扱うポンプ・プラントの長い軸を、二相ステンレスで作りたい
  • 削りにくいステンレスの大物部品を、材料手配から一貫で頼みたい

出典:中川鉄工所「会社概要」、中川鉄工所「特徴」、中川鉄工所「加工実績」

株式会社神戸工業試験場|粒界腐食・孔食・応力腐食割れの試験を受託

兵庫県加古郡播磨町にある、材料試験の受託会社です(1950年設立)。

65%硝酸腐食試験・硫酸と硫酸第二鉄・塩化第二鉄・応力腐食割れや高温高圧水の試験など、神戸工業試験場が受託するステンレスの腐食試験を4枚のカードにまとめた図
図16 神戸工業試験場が受託するステンレスの腐食試験の例
出典:神戸工業試験場の腐食試験のページをもとに AI(Claude)で作成

神戸工業試験場の得意技術

技術内容
粒界腐食の試験65%硝酸腐食試験(JIS G 0573。沸騰した液に48時間×5回浸漬して腐食減量を測る)、硫酸・硫酸第二鉄(JIS G 0572)、硫酸・硫酸銅(JIS G 0575)、しゅう酸エッチング
孔食・全面腐食塩化第二鉄腐食試験(JIS G 0578)、硫酸腐食試験(JIS G 0591)
実環境に近い試験応力腐食割れ(SCC)試験、塩水噴霧、複合サイクル、高温高圧水(最高 360℃・23MPa)。断面観察・成分分析まで

神戸工業試験場が解決できる課題

  • 溶接した部品が鋭敏化していないか、規格の試験で確かめたい
  • 鋼種を替える前に、使う環境に近い条件で耐食性を比べたい

出典:神戸工業試験場「企業概要」、神戸工業試験場「腐食試験」

使われる製品・事例

日本製鉄のカタログは、SUS304 の用途に家庭用器具・化学プラント・建築装飾・車両、SUS316 に石油精製・化学プラント・原子炉装置・製紙プラント、SUS430 に家庭用器具・業務用厨房機器を挙げています。新潟県工業技術総合研究所は、二相系の用途に海水用の復水器・熱交換器・排煙脱硫装置、析出硬化系にタービン部品・スプリングを挙げています。

出典:日本製鉄「ステンレス冷延鋼板」カタログ(S008)、新潟県工業技術総合研究所「ステンレス鋼の種類」

出典・確認日

※アイキャッチ画像は、AI(ChatGPT)で生成したイメージです。実在の製品ではありません。図はAI(Claude)で作成した概念図です。

情報の確認日:2026年10月7日 本ページの内容は一般的な情報で、実際の耐食性・強さ・加工の可否・費用は、鋼種・成分・製品の形・表面の状態・使う環境により異なります。

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