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ベアリング(軸受)の種類と選び方:ボール・ころ・スラスト・ニードル・滑り軸受の違い

ベアリング(軸受)の種類は、転動体が「玉」か「ころ」か、受ける荷重が「ラジアル(軸に直角)」か「スラスト(軸の向き)」かで大きく分かれます。

ベアリング(軸受)の種類と選び方:ボール・ころ・スラスト・ニードル・滑り軸受の違い
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ベアリング(軸受)の種類と選び方:ボール・ころ・スラスト・ニードル・滑り軸受の違い

鋼の深溝玉軸受の4分の1を切り欠いて、外輪・内輪・玉・保持器が見えるようにしたイメージ

軸受(ベアリング)信頼性・長寿命高性能化・精度摩擦と潤滑機構と動力伝達自動車・モビリティ産業機械・ロボット

ベアリング(軸受)の種類は、転動体が「玉」か「ころ」か、受ける荷重が「ラジアル(軸に直角)」か「スラスト(軸の向き)」かで大きく分かれます。迷ったらまず深溝玉軸受を考え、荷重が重ければころ軸受、軸の向きの荷重が大きければアンギュラ玉・円すいころ・スラスト軸受、軸が傾くなら自動調心形へと選び直すのが基本です。

この記事では、深溝玉・アンギュラ玉・自動調心玉・円筒ころ・円すいころ・自動調心ころ・針状ころ(ニードル)・スラスト軸受の違い、選び方の順番、呼び番号の読み方と寿命の計算、滑り軸受との違い、取付けとプーラーでの取外し、損傷の見分け方を、メーカーの技術資料をもとにまとめました。製品としての軸受の課題と企業は、製品ページ「軸受(ベアリング)」にまとめています。

知りたいことから読む

目次

ベアリング(軸受)とは

ベアリングの構造:内輪・外輪・転動体・保持器

深溝玉軸受を正面から見た図と断面の図。外側の外輪、内側の内輪、その間の玉、玉の間隔を保つ保持器を示す
図1 転がり軸受の4つの部品
出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ」をもとに AI(Claude)で作成

転がり軸受は、一般に軌道輪(内輪・外輪)、転動体(玉やころ)、保持器でできています。内輪は軸に、外輪はハウジングにはめ合わされ、その間で転動体が転がることで、軸を少ない摩擦で支えます。保持器は転動体の間隔を円周方向に一定に保つ部品で、保持器付きの軸受は、保持器のない総玉形・総ころ形より摩擦抵抗が小さく、高速回転に向きます。

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

【NTN】まさつって何?~ベアリングの秘密~(YouTube の動画)
動画 【NTN】まさつって何?~ベアリングの秘密~
出典:NTN株式会社(YouTube)

ラジアル軸受とスラスト軸受:接触角で分ける

左にラジアル荷重が軸に直角にかかる図、中央にアキシアル荷重が軸の向きにかかる図、右に接触角の定義を示す図
図2 ラジアル荷重・アキシアル荷重と接触角
出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ」(接触角の定義と区分)をもとに AI(Claude)で作成

軸に直角にかかる荷重をラジアル荷重、軸の向きにかかる荷重をアキシアル荷重(スラスト荷重)と呼びます。接触角は、荷重の方向と、軸に垂直な面とがなす角です。接触角が 0° 以上 45° 以下ならラジアル軸受、45° より大きく 90° 以下ならスラスト軸受に分類されます。

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

玉軸受ところ軸受:点接触と線接触

左は玉が軌道に点で当たる図、右はころが軌道に線で当たる図
図3 玉は点で、ころは線で当たる
出典:日本精工「ベアリングのABC」をもとに AI(Claude)で作成

玉軸受(ボールベアリング)は玉と軌道が点で、ころ軸受は線で接触します。そのためころ軸受は玉軸受より重い荷重に向き、高速回転には向きません。荷重による変形も、玉軸受よりころ軸受のほうが小さくなります。

出典:日本精工「ベアリングのABC 02-4(ラジアルころ軸受)」、ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

日本の軸受の生産量

2025年の日本の軸受の生産金額を品種別に示した横棒グラフ。ラジアル玉軸受 3,455 億円、円すいころ軸受 1,442 億円、針状ころ軸受 939 億円など
図4 日本の軸受の生産金額(品種別、2025年)
出典:日本ベアリング工業会「品種別 生産金額」(2025年)をもとに AI(Claude)で作成

日本ベアリング工業会がまとめた経済産業省の機械統計によると、2025年の軸受完成品の生産金額は 7,047 億円(前年比 103.5%)、生産個数は約 23 億個です。品種別では、ラジアル玉軸受が 3,455 億円で最も多く、円すいころ軸受 1,442 億円、針状ころ軸受 939 億円と続きます。

出典:日本ベアリング工業会「軸受生産統計(経済産業省 機械統計)」、日本ベアリング工業会「品種別 生産金額(経済産業省 機械統計)」

【NTN】 ベアリング製造工程動画「ベアリングができるまで」(YouTube の動画)
動画 【NTN】 ベアリング製造工程動画「ベアリングができるまで」
出典:NTN株式会社(YouTube)

ベアリングの種類と特徴

種類の一覧

深溝玉、アンギュラ玉、自動調心玉、円筒ころ、円すいころ、自動調心ころ、針状ころ、スラスト玉、スラストころの9種類の軸受の断面の上半分を並べた図
図5 転がり軸受の9つの種類(断面の上半分)
出典:日本精工「ベアリングのABC」・製品ページとジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ」をもとに AI(Claude)で作成
種類受けられる荷重特徴向いている場面
深溝玉軸受ラジアルと両方向のアキシアル最も代表的な形式。摩擦トルクが小さい高速回転、低騒音・低振動
アンギュラ玉軸受ラジアルと一方向のアキシアル接触角がある。ふつう2個以上を組み合わせる工作機械の主軸など、予圧をかけて剛性を高めたい所
自動調心玉軸受ラジアル。アキシアルの負荷容量は高くない外輪の軌道面が球面で、傾きを吸収する芯合わせが難しい所、たわみやすい伝動軸
円筒ころ軸受おもにラジアルころと軌道が線接触。つばのない形式は軸の伸び縮みを逃がせる重いラジアル荷重、ころ軸受の中では高速
円すいころ軸受ラジアル・アキシアル・モーメント2個を並べて使い、間隔で予圧を設定できるラジアルとアキシアルの両方が大きい所
自動調心ころ軸受ラジアルと両方向のアキシアルたる形のころで、軸のたわみや軸心のずれを自動で調整する重荷重で軸がたわむ所
針状ころ軸受(ニードル)ラジアルが比較的大きい細いころで、断面高さが低い取付け場所が狭い所、機械の小型化
スラスト玉軸受アキシアルのみ(単式は一方向、複式は両方向)ラジアル荷重は受けられない軸の向きの荷重だけを受ける所
スラスト自動調心ころ軸受大きなアキシアル。アキシアル荷重がかかった状態なら多少のラジアルもハウジング軌道盤が球面で調心性がある。低速でも油潤滑をすすめる重いアキシアル荷重

表は下の出典の記述を編集部が整理したものです。負荷能力の数値は、同じ形式でも寸法で変わるので、各社のカタログの寸法表で確かめてください。

出典:日本精工「深溝玉軸受」、日本精工「アンギュラ玉軸受」、日本精工「自動調心玉軸受」、日本精工「ベアリングのABC 02-4(ラジアルころ軸受)」、日本精工「ベアリングのABC 02-5(スラスト軸受)」、日本精工「スラスト玉軸受」

深溝玉軸受(ボールベアリング)

玉軸受(ボールベアリング)の中で最も代表的な形式です。日本精工は、ラジアル荷重のほかに両方向のアキシアル荷重を負荷でき、摩擦トルクが小さく、高速回転する部分や低騒音・低振動が要求される用途に向くと説明しています。ジェイテクトも、高速用途には深溝玉軸受・アンギュラ玉軸受・円筒ころ軸受が多く使われるとしています。

出典:日本精工「深溝玉軸受」、ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

アンギュラ玉軸受

アンギュラ玉軸受2個を背面合わせと正面合わせにした断面の図。接触角の線は、背面組合せでは軸に向かって開き、正面組合せでは軸に向かって閉じる
図6 アンギュラ玉軸受の背面組合せ(DB)と正面組合せ(DF)
出典:日本精工「アンギュラ玉軸受」をもとに AI(Claude)で作成

接触角があるので、ラジアル荷重と一方向の大きなアキシアル荷重を同時に受けられます。日本精工は接触角 15°・25°・30°・40° の4種類を用意していて、接触角が大きいほどアキシアル荷重に強く、小さいほど高速回転に向きます。ラジアル荷重がかかると軸の向きの分力が出るので、ふつう2個以上を組み合わせて使います。背面組合せ(DB)はモーメント荷重に向き、正面組合せ(DF)はモーメント荷重への耐力が背面組合せより劣ります。並列組合せ(DT)は、一方向のアキシアル荷重が大きいときに使います。

出典:日本精工「アンギュラ玉軸受」、ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

自動調心玉軸受

外輪の軌道面が球面で、その曲率中心が軸受の中心と一致しているので、内輪・玉・保持器が軸受の中心のまわりに傾けます。日本精工は、普通の荷重での許容調心角を約 0.07〜0.12 ラジアン(4〜7°)とし、軸とハウジングの芯合わせが難しい所や、たわみやすい伝動軸に向くとしています。接触角が小さいので、アキシアル荷重の負荷容量は高くありません。周りの取付け寸法によっては、この角度まで許容できないことがあります。

出典:日本精工「自動調心玉軸受」

円筒ころ軸受

円筒状のころと軌道が線で接触し、接触角がないので、ラジアル荷重の負荷能力が大きく、おもにラジアル荷重を受けます。つばのない形式は軸の伸び縮みを吸収でき、ころ軸受の中では高速に向きます。内輪と外輪を分離できるので、取付け・取外しの多い所にも便利です。

出典:日本精工「ベアリングのABC 02-4(ラジアルころ軸受)」、ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

円すいころ軸受

円すい台形のころが内輪の大つばに案内される形式で、ふつう2個を並べて使い、ラジアル荷重・アキシアル荷重・モーメント荷重を負荷できます。内輪同士・外輪同士の間隔を調整して予圧を設定できます。

出典:日本精工「ベアリングのABC 02-4(ラジアルころ軸受)」

自動調心ころ軸受

2列の軌道をもつ内輪と、軌道が球面の外輪の間に、たる形のころを組み込んだ軸受です。外輪軌道面の曲率中心が軸受中心と一致するので調心性があり、軸のたわみや軸心の不一致を自動で調整します。ジェイテクトの比較では、同じ内径でのラジアル負荷能力は、深溝玉<アンギュラ玉<円筒ころ<円すいころ<自動調心ころの順に大きくなります。

出典:日本精工「ベアリングのABC 02-4(ラジアルころ軸受)」、ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

針状ころ軸受(ニードルベアリング)

ころの直径が 6 mm 以下で、ころの長さが直径の 3〜10 倍の転動体を使う軸受です。日本トムソンは、玉軸受などと比べて断面高さが低く、負荷容量が大きいことを特長に挙げ、機械の小型化・省スペース化に役立つとしています。ラジアル形のほかにスラスト形もあります。

出典:日本精工「ベアリングのABC 02-4(ラジアルころ軸受)」、日本トムソン「ニードルベアリング」

スラスト軸受(スラストベアリング)

アキシアル荷重を受けるための軸受です。スラスト玉軸受は、軸に付ける軌道盤とハウジングに付ける軌道盤の間に玉が入り、単式は一方向、複式は両方向のアキシアル荷重を負荷できますが、ラジアル荷重は受けられません。取付け誤差の影響を抑えるため、調心座金を付けた形式もあります。

スラスト自動調心ころ軸受は、たる形のころを斜めに並べ、ハウジング軌道盤の軌道が球面になっているので調心性があります。スラスト負荷能力は非常に大きく、アキシアル荷重がかかった状態なら多少のラジアル荷重も受けられます。ころと軸軌道盤のつばの間は滑り接触になるので、低速回転でも油潤滑がすすめられています。

出典:日本精工「ベアリングのABC 02-5(スラスト軸受)」、日本精工「スラスト玉軸受」

ハブベアリング(ハブユニット)

ハブユニットの第1世代から第3世代の断面の模式図。世代が進むと外輪側と内輪側にフランジが一体化していく
図7 ハブベアリング(ハブユニット)の世代
出典:ジェイテクト「ハブユニットの世代(よくあるご質問)」をもとに AI(Claude)で作成

自動車の車輪を支える軸受です。ジェイテクトは、第1世代は単列2個使いを複列に一体化したもの、第2世代はアウター側のフランジを外輪と一体化したもの、第3世代はさらにインナー側のフランジも一体化したものと説明しています。車両への取付けを容易にするためにフランジを足しながら進化してきました。

出典:ジェイテクト「ハブユニットの世代(よくあるご質問)」

ベアリングの選び方

選ぶ順番:荷重 → 回転 → 傾き → 取付け

上の段は深溝玉、アンギュラ玉、円筒ころ、円すいころ、自動調心ころの順にラジアル負荷能力が大きくなることを示し、下の段は円筒ころ、円すいころ、深溝玉、自動調心の順に許容調心角が大きくなることを示す図
図8 種類を並べて比べる(同じ内径の場合の順序)
出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ」をもとに AI(Claude)で作成

種類を選ぶときに確かめる点を、編集部が順番に整理しました。下の項目は、ジェイテクトのカタログの「形式の選定」の考え方にもとづいています。

確かめること選び方の目安
荷重の大きさ同じ内径でのラジアル負荷能力は、深溝玉<アンギュラ玉<円筒ころ<円すいころ<自動調心ころの順に大きい
荷重の向き軸の向きの荷重もあるなら深溝玉・アンギュラ玉・円すいころ。軸の向きの荷重だけならスラスト軸受
回転速度高速には深溝玉・アンギュラ玉・円筒ころが多く使われる
軸の傾き・芯ずれ許容調心角は、円筒ころ<円すいころ<深溝玉(アンギュラ玉)<自動調心ころ(玉)の順に大きい
回転精度工作機械の主軸などでは公差等級5級以上の軸受が必要で、深溝玉・アンギュラ玉・円筒ころが多く使われる
剛性荷重による変形は玉軸受よりころ軸受のほうが小さい。予圧で剛性を上げるならアンギュラ玉・円すいころ
取付け・取外しの回数多いなら、内輪と外輪を分離できる円筒ころ・針状ころ・円すいころが便利。テーパ穴の自動調心形はスリーブで着脱が比較的やさしい
場所断面高さを抑えたいなら針状ころ。摺動で済むなら滑り軸受も候補

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」、日本トムソン「ニードルベアリング」

迷ったときの考え方

  • まず深溝玉軸受で成り立つかを見る。代表的な形式で、ラジアルと両方向のアキシアルの両方を受けられる
  • 寿命が足りなければ、寸法を上げるか、ころ軸受に変える(基本定格寿命)
  • 軸の向きの荷重が大きければ、アンギュラ玉か円すいころを2個組み合わせる
  • 軸のたわみが避けられなければ、自動調心形にする
  • 潤滑ができない・揺動するだけの所は、滑り軸受も比べる

この節の箇条書きは、編集部がまとめた目安です。実際の選定は各社の技術資料で確かめ、必要ならメーカーに相談してください。

呼び番号と寿命の見方

呼び番号の読み方(6203ZZ など)

呼び番号 6203ZZC2 を 6、2、03、ZZ、C2 に分けて読み方を示し、右に軸受の外径・内径・幅を示す断面の図
図9 呼び番号 6203ZZC2 の読み方
出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ」(6203ZZC2 の例)をもとに AI(Claude)で作成

ジェイテクトのカタログの例では、6203ZZC2 は寸法系列 02 の単列深溝玉軸受で、内径番号 03 は呼び内径 17 mm、ZZ は両シールド、C2 は C2 すきまを表します。内径番号が 04〜96 の範囲では、内径番号を 5 倍すると内径(mm)になります。たとえば内径番号 04 なら 20 mm です。

記号意味(ジェイテクトの例)
Z・ZZ片シールド・両シールド
RU・2RU非接触形シール(片側・両側)
RS・2RS接触形シール(片側・両側)
C2・CN・C3・C4・C5ラジアル内部すきま。CN が普通(無表示)で、C2 はそれより小さく、C3・C4・C5 の順に大きい
無表示・P6・P6X・P5・P4・P2公差等級(無表示は0級)
DB・DF・DT背面組合せ・正面組合せ・並列組合せ

シールの記号はメーカーごとに違うことがあるので、使うメーカーのカタログで確かめてください(編集部の補足)。

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

基本定格寿命(L10)の計算

横軸に C/P、縦軸に L10 をとった両対数のグラフ。玉軸受は p=3、ころ軸受は p=10/3 の直線で、C/P=10 で玉軸受は 1,000
図10 C/P と基本定格寿命 L10
出典:L10=(C/P)^p の式(ジェイテクト・日本精工)と編集部の計算をもとに AI(Claude)で作成

基本定格寿命は、同じ軸受の一群を同じ条件で運転したとき、90%が転がり疲れの損傷を起こさずに回れる総回転数です。つまり信頼度 90% の寿命で、同じ軸受でも寿命には大きなばらつきがあるので、統計的に考えます。

式意味
L10 =(C/P)^pL10:基本定格寿命(×10⁶回転)、C:基本動定格荷重、P:動等価荷重。p は玉軸受 3、ころ軸受 10/3
L10h = 10⁶/(60n) ×(C/P)^p時間で表した寿命(n:回転速度 min⁻¹)

編集部の計算例:玉軸受で C/P=10、回転速度 1,500 min⁻¹ なら、L10=1,000(×10⁶回転)、L10h=10⁶÷(60×1,500)×1,000 ≒ 約 11,100 時間です。荷重が2倍になると、寿命は玉軸受で 1/8、ころ軸受で約 1/10 になります。基本動定格荷重 C は、内輪回転・外輪静止で 100 万回転の基本定格寿命が得られる、大きさと方向が一定の荷重です。実際の条件を入れるときは、信頼度係数などを掛ける修正定格寿命(ISO 281)も使われます。

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」、日本精工「ベアリングのABC 04(寿命)」

この節に関係する課題軸受の寿命を延ばしたい

ラジアル内部すきま

横軸に運転すきま、縦軸に疲れ寿命をとった模式図。すきまがわずかに負のとき寿命が最長で、負が大きくなると急に短くなる
図11 運転すきまと疲れ寿命の関係(傾向)
出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ」(運転すきまと寿命)をもとに AI(Claude)で作成

ラジアル内部すきまは、内輪・外輪の一方を固定して他方を半径方向に動かしたときの移動量です。取り付けると、はめあいでの膨張・収縮、内外輪の温度差、荷重での変形によって小さくなったり変わったりします。ジェイテクトは、運転すきまがわずかに負のときに疲れ寿命が最長になり、負が大きくなると著しく低下するので、一般には運転すきまが 0 よりわずかに大きくなるように選ぶのが望ましいとしています。

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

精度等級と許容回転速度

公差等級は JIS B 1514 で決まっていて、0級、6X級、6級、5級、4級、2級の順に厳しくなります。ジェイテクトは、通常の用途には0級で十分としています。許容回転速度は、焼付きに至る発熱を起こさずに運転を続けられる回転速度の許容値で、形式・寸法・公差・潤滑・保持器・荷重条件で変わります。接触形シール付きの玉軸受は、シール接触部の周速で制限されます。

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

滑り軸受(すべり軸受)

転がり軸受との違い

転がり軸受が玉やころの転がりで軸を支えるのに対し、滑り軸受は軸と軸受の面が滑りながら、油膜や自己潤滑材料で支えます。メーカーの製品には、焼結含油軸受・樹脂すべり軸受・流体動圧軸受(NTN)、樹脂系・複層系・金属系の軸受や空気で浮かせるエアベアリング(オイレス工業)、エンジンや船舶向けの軸受(大同メタル工業)などがあります。

転がり軸受滑り軸受
支え方玉・ころの転がり油膜や自己潤滑材料の上の滑り
寿命の考え方転がり疲れ(L10)面圧・速度・PV 値の範囲で考える(PV 値)
選定の出発点呼び番号と寸法表面圧・速度・潤滑の条件と材料

表は編集部が整理したものです。

出典:NTN「滑り軸受」、オイレス工業「軸受」、大同メタル工業「会社概要」

潤滑の状態:境界潤滑から流体潤滑へ

ストライベック線図の模式図。左から境界潤滑、混合潤滑、流体潤滑で、摩擦係数は混合潤滑で下がり、流体潤滑で最も低いあたりから再び少しずつ上がる
図12 潤滑の状態と摩擦係数(ストライベック線図)
出典:東京理科大学の講義資料(潤滑状態とストライベック線図)をもとに AI(Claude)で作成

東京理科大学の講義資料は、潤滑の状態を次のように説明しています。境界潤滑は、潤滑剤が若干あるものの荷重の分担がとても小さく、摩擦係数は高いままです。混合潤滑では流体の潤滑剤が増えて荷重を分担し、摩擦係数が下がります。流体潤滑では摩擦面が流体で満たされて固体接触がなくなり、摩擦係数は流体のせん断抵抗で決まります。

出典:東京理科大学の講義資料「トライボロジー(潤滑状態)」

PV 値と材料の例

PV 値は面圧と滑り速度の積で、発熱と摩耗の目安に使われます。同じ材料でも潤滑の有無で許容値が変わります。たとえばオイレス工業のカタログの#500SP5(高力黄銅系に固体潤滑剤を埋め込んだ軸受)では、固体潤滑剤 SL1 を用いたときの値として次のものが示されています。

潤滑許容最高速度許容最高 PV 値使用温度許容最高面圧
無潤滑0.25 m/s1.65 N/mm²・m/s−40〜+150℃49 N/mm²
定期潤滑0.50 m/s3.25 N/mm²・m/s−40〜+150℃49 N/mm²

出典:オイレス工業のカタログ「オイレス#500SP5」(販売店掲載)

取付けと取外し

はめあい:回る輪はしまりばめ

軸とハウジングの間に軸受が入った断面の図。内輪と軸の間はしまりばめ、外輪とハウジングの間はすきまばめでもよいことを示す
図13 内輪が回り荷重の向きが変わらないときのはめあい
出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ」(はめあい)をもとに AI(Claude)で作成

荷重を受けて回る軌道輪には、しめしろを与えて軸やハウジングに固定するのが一般的です。内輪が回り、荷重の向きが変わらない条件(内輪回転荷重)では、内輪と軸にはしまりばめが必要で、外輪とハウジングはすきまばめでもかまいません。しめしろが足りないと、輪が運転中に移動するクリープが起きます。

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

取付け:プレスと焼ばめ

圧入にはプレスを使うのが最も一般的です。内輪・外輪ともにしめしろが必要な非分離形では、転動体に傷がつきやすいので当て金を使って静かに圧入し、ハンマーは使いません。焼ばめで油浴を使うときは、120℃以上では軸受の硬さが下がるので 100℃以下で加熱し、軸受を油槽の底に付けないようにします。冷えると軸の向きにも縮むので、内輪と軸の肩の間にすきまができないようナットなどで密着させます。誘導加熱装置なら、火や油を使わず短時間で均一に加熱できます。

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

取外し:ベアリングプーラーの使い方

左は爪付きの引抜き治具の爪を内輪にかけて軸受を引き抜く図、右は爪を外輪だけにかけて力が玉を通ってしまう悪い例
図14 プーラー(爪付きの引抜き治具)は内輪に爪をかける
出典:日本精工「ベアリングのABC 10-2」をもとに AI(Claude)で作成

小形の軸受の内輪を外すときは、プレスで抜ければ最も簡単です。日本精工は、そのとき引抜力を内輪で受けるように注意し、爪付きの引抜き治具(プーラー)を使うときは爪が内輪の側面に十分かかるようにするとしています。軸の肩に、治具のための溝を加工しておく工夫もあります。

  • 外輪:ハウジングに押出しボルト用のねじを数か所設け、ボルトを均等に締めて外す。分離形はハウジングの肩に切欠きを設け、当て金で押す
  • 大形の内輪:軸の油穴から油圧をかける油圧法で抜く。NU形・NJ形の円筒ころ軸受の内輪には、誘導加熱で短時間加熱して膨らませて抜く方法も使われる
  • テーパ穴の軸受:取外しスリーブやアダプタスリーブを、ナットや当て金を使って外す

ジェイテクトのカタログも、非分離形の取外しでは、できるだけ転動体に外力がかからないように扱うとしています。設計の段階で、取り外しやすい構造と治具を考えておくことも大切です。

出典:日本精工「ベアリングのABC 10-2(取外し)」、ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」

よくあるトラブルと原因

損傷の見分け方

はく離、電食、フレッチング、クリープ、焼付き、圧こんの見た目を6枚に並べた模式図
図15 おもな損傷の見た目(模式図)
出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ」と日本精工「ベアリングのABC 11」をもとに AI(Claude)で作成
損傷見た目おもな原因対策の例
はく離(フレーキング)軌道面や転動面がうろこ状にはがれる過大な荷重、すきまの過小、潤滑不良、異物、ハウジングの真円度不良など荷重と寿命の見直し、潤滑、すきま
電食噴火口状のくぼみ、洗濯板状の跡軸受を電流が通り、薄い油膜を通して火花が出る電流を通さない、バイパスの設置、軸受の絶縁
フレッチングさび色の摩耗粉、転動体の間隔と同じピッチの跡しめしろ不足、停止中の振動・揺動しめしろを増やす、はめあい面に潤滑剤を塗る、予圧
クリープはめあい面の摩耗・変色・かじりしめしろ不足、スリーブの締付け不足しめしろの見直し
焼付き変色・変形・溶着すきまの過小、潤滑剤の不適・不足、過大な荷重潤滑とすきまの見直し
圧こん軌道面や転動面のへこみ異物のかみ込み、取付け・輸送時の衝撃、過大な荷重異物の管理、取扱いの見直し

出典:ジェイテクト「転がり軸受 総合カタログ CAT.NO. B2001-8」、日本精工「ベアリングのABC 11(損傷)」

音から原因を推定する

運転音おもな推定原因
低い金属音転動面の打痕
高い金属音すきまの過小、潤滑不良
不規則な音すきまの過大、異物の侵入、転動体表面の欠陥、潤滑剤の不適
徐々に変化する音温度上昇によるすきまの変化、軌道面の欠陥の進行

出典:日本精工「ベアリングのABC 11(損傷)」

研究:計算より早いはく離と白色組織

ENEOS の技術誌の論文によると、1980年代中頃、エンジンの駆動ベルトが V ベルトからポリ V ベルトに変わってベルト張力が増えると、オルタネータ・電磁クラッチ・アイドラプーリなどの軸受で、計算寿命よりはるかに短い時間ではく離が起きました。はく離部の下の金属組織には白色組織が認められます。原因には振動・曲げ応力説、振動衝撃負荷説、水素ぜい性説があり、同論文は同社の検討から水素ぜい性説を最も有力と考えるとしています。この内部組織の変化を伴うはく離は、使うグリースの選択でほぼ解決されたとされています。

出典:東根泰葉「自動車用エンジン電装品・補機軸受のはく離について」ENEOS Technical Review 第51巻第2号(2009年)

事例:鉄道の車軸の事故と軸受の発熱

国土交通省の資料は、鉄道総合技術研究所のデータベース(1987年4月〜2021年3月)で、車軸の損傷に起因する列車脱線事故が 11 件あったとしています。推定される主な原因の一つに、車軸軸受部の発熱による車軸の破断・溶断があり、発熱は軸受の潤滑不良、誤組立、前蓋のボルトの弛みなどによると考えられる、と注記しています。

出典:国土交通省 鉄道局「これまでの車軸損傷による事故の概況」

企業紹介(ベアリング技術)

ベアリングを扱う会社を、得意な種類が重ならないように6社紹介します。●は各社の公式サイトで取り扱いを確認できた種類です。空欄は扱っていないという意味ではありません。

会社玉軸受ころ軸受針状ころハブ滑り軸受
日本精工東京都●●●●
NTN大阪府●●●●
日本トムソン東京都●●●
不二越東京都●●
オイレス工業神奈川県●
大同メタル工業愛知県●

日本精工株式会社(NSK)|玉・ころ・ハブまで幅広い種類の軸受

日本精工とは

東京都品川区に本社を置く会社です(同社の会社概要)。製品一覧には、深溝玉・アンギュラ玉・自動調心玉・スラスト玉、円筒ころ・円すいころ・自動調心ころ・スラストころ、ニードル、ハブユニット軸受、精密軸受が並んでいます。

日本精工の製品一覧にある軸受のうち7種類の断面を並べた模式図
図16 日本精工の製品一覧に並ぶ軸受の種類(の一部)
出典:日本精工「製品一覧」をもとに AI(Claude)で作成

日本精工の得意技術

技術内容
玉軸受深溝玉、アンギュラ玉、自動調心玉、スラスト玉
ころ軸受円筒ころ、円すいころ、自動調心ころ、スラストころ、ニードル
用途別ハブユニット軸受、精密アンギュラ玉、ボールねじサポート用軸受、工作機械旋回軸用軸受

日本精工が解決できる課題

  • 衛生・腐食・真空・クリーン・高温・非磁性・粉塵といった特殊な環境で軸受を使いたい(環境用の軸受「スペーシア」)
  • 工作機械の旋回軸やボールねじの支持に、用途に合う精密軸受を使いたい

出典:日本精工「会社概要」、日本精工「製品一覧」

NTN株式会社|転がり軸受と、樹脂・焼結のすべり軸受

大阪市北区に本社を置く会社です(同社の会社概要)。商品一覧には、転がり軸受(ラジアル玉、スラスト玉、ラジアルころ、スラストころ)、ベアリングユニットに加え、滑り軸受が並んでいます。

焼結含油軸受、樹脂すべり軸受、流体動圧軸受の3つを模式的に並べた図
図17 NTN の滑り軸受の3つの区分
出典:NTN「滑り軸受」をもとに AI(Claude)で作成

NTNの得意技術

技術内容
転がり軸受ラジアル玉、スラスト玉、ラジアルころ、スラストころ、ニードルローラ、プランマブロック、ベアリングユニット
滑り軸受焼結含油軸受、樹脂すべり軸受、流体動圧軸受(エンジニアリング・プラスチック製「ベアリー」、焼結金属「ベアファイト」)

NTNが解決できる課題

  • 転がり軸受と滑り軸受を同じ会社に相談して比べたい
  • 多孔質の組織に油を保持する焼結含油軸受で、継続的に潤滑した状態を保ちたい
  • 内径面に動圧溝を設けた流体動圧軸受を使いたい

出典:NTN「会社概要」、NTN「商品一覧」、NTN「滑り軸受」、NTN「ベアリー/ベアファイト/ニカメット」、NTN「ニードルローラベアリング 技術解説」

日本トムソン株式会社(IKO)|ニードルベアリング

日本トムソンとは

東京都港区に本社を置く会社です(同社の会社概要)。ブランド名は IKO で、ニードルベアリングのほか、カムフォロア、ローラフォロア、クロスローラー軸受、球面すべり軸受などを扱っています。

玉軸受とニードルベアリングの断面を並べ、ニードルベアリングの断面高さが低いことを示す模式図
図18 ニードルベアリングは断面高さが低い
出典:日本トムソン「ニードルベアリング」をもとに AI(Claude)で作成

日本トムソンの得意技術

技術内容
ニードルベアリングシェル形、保持器付き、削り出し形、ころ軸受
スラスト形NTB、WS、GS、AZK、AZ
そのほかカムフォロア、ローラフォロア、クロスローラー軸受、球面すべり軸受

日本トムソンが解決できる課題

  • 断面高さが低く負荷容量が大きいニードルベアリングで、機械を小型化・省スペース化したい

公開されている実績・用途

  • 用途の例:自動車、オートバイ、印刷機械、産業用ロボット、建設機械(同社のページの記載)

出典:日本トムソン「会社概要」、日本トムソン「ニードルベアリング」

株式会社不二越(NACHI)|シールを工夫した深溝玉軸受

東京都港区に本社を置く会社です(同社の会社概要)。軸受の製品には、ラジアル玉軸受、ラジアルころ軸受、スラスト玉軸受、スラストころ軸受、ベアリングユニットなどがあります。

深溝玉軸受の両側に入るシールの位置を示す模式図
図19 深溝玉軸受のシール
出典:不二越「深溝玉軸受」をもとに AI(Claude)で作成

不二越の得意技術

技術内容
玉軸受ラジアル玉軸受(単列深溝玉軸受の寸法表は内径 10〜320 mm)、スラスト玉軸受
ころ軸受ラジアルころ軸受、スラストころ軸受
そのほかベアリングユニット、プランマブロックハウジング、特殊用途軸受

不二越が解決できる課題

  • 異物の侵入とグリースもれを防ぎたい(独自のシール構造)
  • 回転トルクを下げ、静かにしたい(シールリップの改良と部品精度の向上)

出典:不二越「会社概要」、不二越「軸受」、不二越「深溝玉軸受」

オイレス工業株式会社|樹脂系・複層系・金属系のすべり軸受

オイレス工業とは

神奈川県藤沢市に本店を置く会社です(同社の会社概要)。すべり軸受として、樹脂系、複層系、金属系の軸受と、空気で支えるエアベアリングを扱っています。

樹脂の表面層、青銅焼結層、バックメタル(裏金)の3層を重ねた複層系軸受の模式図
図20 オイレス工業の複層系軸受
出典:オイレス工業「軸受」をもとに AI(Claude)で作成

オイレス工業の得意技術

技術内容
樹脂系軸受エンプラ、スーパーエンプラ、バイオマスプラスチック
複層系軸受樹脂の表面層、青銅焼結層、バックメタル(裏金)の3層の構造
金属系軸受固体潤滑剤を埋め込んだタイプと分散させたタイプ
エアベアリング空気膜で非接触に支持する静圧空気軸受

オイレス工業が解決できる課題

  • 薄肉にして省スペースにしたい
  • 大荷重での耐久性や耐クリープを確かめたい(同社の強みのページに、大荷重耐久・耐クリープ・泥水揺動耐久などの試験項目がある)
  • 改正食品衛生法のポジティブリスト制度に適合した材料を使いたい

出典:オイレス工業「会社概要」、オイレス工業「軸受」、オイレス工業「軸受の強み」

大同メタル工業株式会社|エンジン・ターボ・船舶のすべり軸受

大同メタル工業とは

愛知県名古屋市中区に本社を置く会社です(同社の会社概要)。自動車エンジン用の軸受を中心に、船舶、建設機械、一般産業などの分野で回転や摺動を支えるすべり軸受を手がける「総合すべり軸受メーカー」と、自社を説明しています。

半割のすべり軸受と、油膜で軸を支えるようすの模式図
図21 すべり軸受のイメージ
出典:大同メタル工業「会社概要」をもとに AI(Claude)で作成

大同メタル工業の得意技術

技術内容
自動車エンジン用、ターボチャージャー用のすべり軸受
船舶・産業舶用エンジン向けの軸受、建設機械・一般産業向けのすべり軸受

大同メタル工業が解決できる課題

  • エンジンやターボチャージャーのすべり軸受を相談したい
  • 船舶や建設機械、一般産業の機械の回転・摺動部のすべり軸受を相談したい

出典:大同メタル工業「会社概要」

よくある質問

ベアリングの種類はどう分かれますか?
転動体が玉かころか、受ける荷重がラジアルかスラストかで大きく分かれます(種類の一覧)。
ボールベアリングとは?
転動体に玉を使う軸受です。代表は深溝玉軸受で、ラジアル荷重と両方向のアキシアル荷重を受けられます(深溝玉軸受)。
スラストベアリングとは?
軸の向きの荷重(アキシアル荷重)を受ける軸受です。スラスト玉軸受はラジアル荷重を受けられません(スラスト軸受)。
ニードルベアリングの利点は?
細いころを使うので断面高さが低く、機械を小型にしやすいことです(針状ころ軸受)。
ハブベアリングとは?
自動車の車輪を支える軸受のユニットです。第1〜第3世代へと、フランジを一体化しながら進化してきました(ハブベアリング)。
6204 の内径はいくつですか?
内径番号 04 を 5 倍して 20 mm です。03 は 17 mm です(呼び番号の読み方)。
荷重が2倍になると寿命はどうなりますか?
L10=(C/P)^p なので、玉軸受で 1/8、ころ軸受で約 1/10 になります(基本定格寿命)。
滑り軸受と転がり軸受の違いは?
転がり軸受は玉やころの転がりで、滑り軸受は油膜や自己潤滑材料の上の滑りで軸を支えます(転がり軸受との違い)。
ベアリングプーラーの爪はどこにかけますか?
軸から抜くときは内輪の側面に十分かけ、引抜力を内輪で受けます(プーラーでの取外し)。

回答は、このページの出典をもとに編集部がまとめたものです。

出典・確認日

※製品名・会社名は各社の商標または登録商標です。本ページでは数値と事実だけを要約し、各社の文章・図・写真は転載していません。

※アイキャッチ画像は、AI(ChatGPT)で生成したイメージです。実在の製品ではありません。図はAI(Claude)で作成した概念図です。

情報の確認日:2026年11月1日 本ページの内容は一般的な情報です。実際の選定・取付けは、各メーカーのカタログと取扱説明書に従ってください。各社の製品は、その会社の公開情報をもとに紹介しています。

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