製品から金属片が見つかった。毛髪や虫が混ざって苦情が来た。樹脂成形品の表面にホコリが付いて外観不良になる。異物が見つかったが、何なのか、どこから来たのかがわからない。異物の混入は、食品だけでなく、樹脂製品、塗料や液体、電子部品や精密部品でも起きる問題です。こうした悩みの多くは、「どの異物が、どこから入るか」を分けずに、検査だけ、清掃だけで対応していることが原因です。
異物の対策は、異物の種類と入る経路によって、使う技術が変わります。まずは次のマトリクスで、自分の課題に近いものと、使える技術を確かめてください。
課題と解決技術のマトリクス
| 課題(症状) | 異物検出装置(金属検出機・X線) | 磁選・ろ過 | クリーンルーム・防虫 | 除電・除塵 | 異物分析 |
|---|---|---|---|---|---|
| A金属片・金属粉が混ざる | ◎ | ◎ | ○ | ||
| B石・ガラス・骨・硬い樹脂片が混ざる | ◎ | ○ | ○ | ||
| C毛髪・虫・繊維など、軽い異物が混ざる | △ | △ | ◎ | ○ | ○ |
| D樹脂成形品や精密部品に、ホコリや微粒子が付く | ○ | ◎ | ◎ | ○ | |
| E異物が見つかったが、何で、どこから来たのかわからない | △ | ◎ |
◎ 第一候補○ 有効△ 条件によって有効
※記号は一般的な傾向に基づく目安です。実際の効果は、異物の材質・大きさ・形、製品の状態(水分、塩分、包装、温度)、工程と作業環境によって異なります。検出装置は混入した異物を見つけて除く手段で、混入そのものを減らすには、発生源の対策と組み合わせます。
記号の理由と出典(17件)
マトリクスの記号ごとに、理由と出典をまとめました。出典が「編集部の解説」のものは、この記事の本文の説明をもとにした編集部の評価です。症状の記号を押すと、その症状の説明へ移ります。
| 症状 | 技術 | 記号 | 理由 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| A | 異物検出装置(金属検出機・X線) | ◎ | 磁界の変化で金属を見つけ、0.2mmの金属球を検出できる機種もあり、金属片の第一候補 | ミネベアミツミ |
| A | 磁選・ろ過 | ◎ | 粉体・液体の途中で数ミクロンの磁性物まで除け、鉄粉の混入を工程で減らせるため第一候補 | 日本マグネティックス |
| A | 異物分析 | ○ | 成分を製造記録や設備と照らして混入源を推定できるため有効 | 日本電子(JEOL) |
| B | 異物検出装置(金属検出機・X線) | ◎ | 石やガラスはX線で検出でき、金属検出機では見つからない硬い異物の第一候補 | 日新電子工業 |
| B | 磁選・ろ過 | ○ | 原料の段階でふるいやろ過で大きな異物を除けるため有効 | 編集部の解説 |
| B | 異物分析 | ○ | 異物と工場内の候補品を比べて同じ物か確かめられるため有効 | 編集部の解説 |
| C | 異物検出装置(金属検出機・X線) | △ | 毛髪・虫は低密度で装置では検出が難しく、画像検査など条件を選ぶ場合に限り使える | 日新電子工業 |
| C | 磁選・ろ過 | △ | 液体に混ざった軽い粒子はフィルターでろ過できるが、液体の場合に限る | 編集部の解説 |
| C | クリーンルーム・防虫 | ◎ | 虫は検出が難しいため、殺虫・施設点検などで持ち込まない対策が中心となり第一候補 | 食品産業センター HACCP関連情報データベース |
| C | 除電・除塵 | ○ | 帯電した部品にホコリや繊維が引き寄せられるため、除電で付着を減らせて有効 | キーエンス 静電気ドクター |
| C | 異物分析 | ○ | 虫や毛の種類から、外から来たのか工場内で発生したのかを見分けられるため有効 | 編集部の解説 |
| D | 磁選・ろ過 | ○ | 洗浄液やエアをろ過して粒子を付けないようにでき、洗浄工程の対策として有効 | 編集部の解説 |
| D | クリーンルーム・防虫 | ◎ | 空気中の微粒子は減らせるが、落下塵は除けないため、清掃などと組み合わせて第一候補 | 日本製紙クレシア |
| D | 除電・除塵 | ◎ | イオナイザで静電気を除きながらエアブローするとホコリがまた付きにくく、第一候補 | TRINC |
| D | 異物分析 | ○ | 粒子の質量・個数・大きさ・種類を評価して、部品の清浄度を管理できるため有効 | インテクノス・ジャパン |
| E | 異物検出装置(金属検出機・X線) | △ | 検査の記録から出たラインや時刻をたどれるが、正体の特定には分析が必要で条件つき | 編集部の解説 |
| E | 異物分析 | ◎ | 無機物はXRFやSEM-EDS、有機物はFT-IRなどで成分を調べ、混入源を絞れるため第一候補 | 日本電子(JEOL) |
課題の診断と解決策
金属片・金属粉が混ざる
製品から金属片が見つかった。粉の原料に細かい鉄粉が混ざる。金属検出機を通しているのに、ステンレスの破片がすり抜けた。

- 起きている現象
- 金属の異物は、設備や工具の摩耗・欠け・破損や、原料に由来するものが多くあります。金属検出機は、磁石に付く鉄は最も検出しやすい一方、磁石に付かないステンレスは最も検出しにくい金属です。水分や塩分が多い製品、アルミ蒸着の包装では、製品そのものが磁界に影響して、感度が下がります。
- 解決に使える技術
- 異物検出装置(金属検出機・X線)金属検出機、X線検査機、磁化式金属検出機を、金属の種類と製品に合わせて選ぶ
- 磁選・ろ過粉体や液体の途中の工程で、磁力で鉄粉を取り除く
- 異物分析金属の成分を調べ、どの設備・部品から来たかを絞り込む
検出装置で除いても、発生源が残れば混入は続きます。見つかった金属片は捨てずに成分を調べ、摩耗や破損が起きている設備を突き止めます。
石・ガラス・骨・硬い樹脂片が混ざる
原料に小石が混ざっていた。ガラス片の苦情が来た。金属検出機では反応しない硬い異物を見つけたい。

- 起きている現象
- 石、ガラス、骨、硬い樹脂などの金属以外の硬い異物は、金属検出機では検出できません。X線検査機は、密度の差で異物を見つけるため、密度の高い石やガラスは検出しやすい一方、骨や樹脂、ゴムのように密度が低いものは検出しにくくなります。硬い異物は、食べたときにけがにつながるおそれがあります。
- 解決に使える技術
- 異物検出装置(金属検出機・X線)X線検査機で、金属以外の密度の高い異物を検出する
- 磁選・ろ過原料の段階で、ふるいやろ過で大きな異物を除く
- 異物分析ガラスや樹脂の種類を調べ、工場内のどの物と同じかを確かめる
X線検査機の検出能力は、異物と製品の密度の差で決まります。導入前に、自社の製品と、実際に起きそうな異物のサンプルで試験すると確かです。
毛髪・虫・繊維など、軽い異物が混ざる
毛髪や虫の混入で苦情が来た。作業服の繊維が製品に入る。検査装置では見つけられない。

- 起きている現象
- 毛髪、虫、繊維は、密度が低く、金属でもないため、X線検査機でも金属検出機でも検出が難しい異物です。健康被害に直結しなくても、目で見てわかるため、苦情につながりやすい異物です。人、作業服、外から入る虫、工場内で発生する虫が主な発生源で、工程の入口で「持ち込まない」「発生させない」対策が中心になります。
- 解決に使える技術
- クリーンルーム・防虫エアシャワーや動線の管理で持ち込みを減らし、虫の侵入と発生を監視する
- 除電・除塵静電気で製品に引き寄せられる繊維やホコリを減らす
- 異物分析虫の種類や毛の種類を調べ、外から来たのか、工場内で発生したのかを見分ける
- 異物検出装置(金属検出機・X線)液体や透明な容器では、画像による検査などを検討する
虫の種類がわかると、外から入ったのか、工場の中で発生したのかを見分ける手がかりになり、対策の場所が変わります。見つかった虫は、つぶさずに保管して調べます。
樹脂成形品や精密部品に、ホコリや微粒子が付く
成形品の表面にホコリが付いて外観不良になる。部品の洗浄後に、また粒子が付く。組み立てた製品の中に微粒子が残り、動作不良が出る。

- 起きている現象
- 樹脂などの絶縁体は帯電しやすく、帯電した部品には、ホコリや繊維が静電気の力で引き寄せられます。エアで吹き飛ばしても、静電気が残っていれば、また付きます。作業する部屋の空気中の微粒子や、作業者から出る粒子も発生源になります。
- 解決に使える技術
- 除電・除塵イオナイザで部品と異物の静電気を除きながら、エアで吹き飛ばして吸い取る
- クリーンルーム・防虫作業する空間の空気をフィルターで清浄にし、必要な清浄度クラスを保つ
- 磁選・ろ過洗浄液やエアをフィルターでろ過し、洗浄で粒子を付けないようにする
- 異物分析部品の清浄度を、粒子の数と大きさで測って管理する
クリーンルームは空気中に浮かぶ微粒子を除けますが、床や部品に落ちた塵は除けません。清浄度の高い部屋でも、清掃と作業者の服装・動作の管理が欠かせません。
異物が見つかったが、何で、どこから来たのかわからない
製品から見慣れない異物が見つかったが、正体がわからない。対策を決められず、同じ苦情がくり返される。

- 起きている現象
- 異物の正体がわからないと、発生源がわからず、対策を決められません。異物分析は、観察で形や色を確かめ、有機物ならFT-IR、無機物や金属ならSEM-EDSやXRFなどで成分を調べ、その結果を製造記録や設備、原料と照らし合わせて、混入源を推定します。
- 解決に使える技術
- 異物分析形の観察と成分分析で異物を特定し、工程の中の候補と比べる
- 異物検出装置(金属検出機・X線)検査の記録から、いつ、どのラインで異物が出たかをたどる
異物は、洗ったり触ったりせず、見つかったときの状態のまま保管します。比べるために、工場内で発生源の候補になる物(部品、容器、手袋など)のサンプルも一緒に集めておきます。
異物はどこから入るのか
異物の種類と、入ってくる経路
食品産業センターのHACCP関連情報データベースは、製造過程で混入する異物を、動物性(人の毛髪・爪、動物の体の一部や排泄物、昆虫など)、植物性(木片、紙類、かび、ゴム片など)、鉱物性(小石、砂、貝殻片、金属片、ガラス片など)に分けています。食品向けの分類ですが、工業製品でも、金属片や樹脂片、繊維、ホコリなど、同じように「何が、どこから来るか」で整理できます。
入ってくる経路は、大きく分けて、原料や部材に最初から付いているもの、設備や道具の摩耗・破損で工程の中で発生するもの、人や作業服から出るもの、外から入る虫やホコリなどの環境から来るもの、の4つです。

AI(Claude)で作成
危険な異物と、苦情になりやすい異物
同じデータベースは、金属片、木片、ガラス片などの硬いものは、食べると健康被害に直結する場合があるとしています。一方、虫や毛髪などは、健康被害に直結しなくても、目で見て確かめやすいため、消費者からの苦情に直結しやすいとしています。どちらの異物を優先して対策するかで、使う技術が変わります。
対策の考え方:入れない・持ち込まない・取り除く

異物の対策は、「入れない(設備や道具を保守して、破損による混入を防ぐ)」「持ち込まない(異物になるものを工場内に持ち込まない)」「取り除く(混入した異物を排除する)」の3原則で整理されることがあります。取り除く方法には、金属検出機やX線装置、ろ過、ふるいなどがあり、混入しそうな異物に合った方法を選びます。
検出装置は、混入した異物を製品から除くための最後の砦です。ただし、検出装置にはそれぞれ苦手な異物があります。検出装置で見つけた異物は分析して発生源を突き止め、発生源の対策に戻すことで、はじめて混入そのものが減ります。
出典:異物混入|食品産業センター HACCP関連情報データベース、食品製造業の異物混入防止対策|カミナシ
解決技術の詳細
異物の対策に使う技術は、大きく分けて、①異物検出装置(金属検出機・X線検査機)、②磁選・ろ過、③クリーンルーム・防虫、④除電・除塵、⑤異物分析、の5つです。③と④は異物を入れない・付けない対策、②は工程の途中で取り除く対策、①は最後に見つけて除く対策、⑤は発生源を突き止めて再発を防ぐための技術です。

AI(Claude)で作成
金属検出機とX線検査機を、異物で使い分ける
金属検出機は、コイルがつくる磁界の中を金属が通ったときの変化で、金属を見つけます。ミネベアミツミの解説によると、検出感度は検出できる金属の最小の大きさで、通常は金属球の直径で表し、高感度の機種では直径0.2mmの金属球を検出できるものもあります。感度は、金属の種類や、製品の水分量・塩分量、周囲のノイズの影響を受けます。システムスクエアは、ステンレスは最も検出しにくい金属で、テストピースには鉄とステンレス(SUS304)の2種類があるとしています。
X線検査機は、X線の透過量の違いを画像にして異物を見つけます。日新電子工業の解説によると、X線は物質の密度が高いほど透過しにくいため、鉄やステンレスなどの密度が高い物質は検出しやすく、樹脂やゴムなどの密度が低い物質は検出しにくくなります。石やガラスはX線で検出できますが、低密度樹脂、虫、毛髪は、金属検出機でもX線でも検出が難しいとしています。

出典:日新電子工業の公開情報をもとに AI(Claude)で作成
金属の異物でも、薄い箔状の金属やサビなどの粉状の金属は、X線検査機より金属検出機のほうが高感度で反応する、とシステムスクエアは説明しています。どちらか一方ではなく、混入しそうな異物の種類と、製品の状態(水分、塩分、包装の材質)から選び、必要なら組み合わせます。
磁選とろ過で、工程の途中で取り除く

粉体や液体の原料に混ざった鉄粉は、磁石で取り除けます(磁選)。日本マグネティックスは、原料の粒度が0.1mm以下になると、粒子どうしや磁選機への付着が増えるため、除鉄は困難だとされてきたとしています。同社の電磁分離機は、磁化したスクリーンを振動させて微粉体を分散させながら通し、数ミクロンの磁性物を除きます。
ステンレスは非磁性体ですが、切削や曲げなどの力が加わると着磁する性質がある、とシステムスクエアは説明しています。ステンレスの破片がどこまで磁石に付くかは、材質と加工の状態で変わるため、磁選だけに頼らず、検出装置と組み合わせます。
液体、塗料、洗浄液などに混ざった粒子は、フィルターでろ過します。フィルターが除去できる粒子の大きさを「ろ過精度」と呼び、JNCフィルターの用語集によると、メーカー各社が独自のテストで決める「公称ろ過精度」と、「絶対ろ過精度」があり、公称ろ過精度は表示孔径値の粒子捕集効率が絶対ろ過精度より低いとしています。同じ数字でも意味が違うため、比べるときは定義を確かめます。
クリーンルームと防虫で、持ち込まない

空気中の微粒子を減らすのがクリーンルームです。清浄度は、国際規格ISO 14644-1のクラスで表し、例えばISOクラス5は、1m³あたり0.5μm以上の粒子が3,520個以下です(旧米国連邦規格のクラス100に相当)。日本製紙クレシアの解説は、クリーンルームの4原則として「持ち込まない」「発生させない」「堆積させない」「速やかに除去する」を挙げ、クリーンシステムは空気中に浮遊する微粒子は除けても、落下塵は除けないとしています。
持ち込みを防ぐには、エアシャワーや靴底ブラシ、粘着マットで作業者の塵を落とし、作業者と物の動線を分けます。虫については、HACCP関連情報データベースが、殺虫・殺鼠剤の使用、施設構造の点検、動物の巣の除去、従業員の衛生教育などを防止対策に挙げています。捕まえた虫を監視し、外から入ったのか、中で発生したのかを見分けて対策することが大切です。
静電気で付く異物を、除電して取る
樹脂などの絶縁体が帯電すると、逆の極性に帯電したホコリや繊維が静電気の力で引き寄せられて付きます。キーエンスの解説によると、金属などの導体に異物が付く場合は、帯電した異物が近づくと導体の表面に逆の極性の電気が引き寄せられる「静電誘導」が起きるため、導体を除電しても付着は防げず、異物そのものを除電する必要があるとしています。

AI(Claude)で作成
静電気で付いたホコリを取るには、一般的に、イオナイザ(除電器)で空気イオンを当てながらエアブローします(TRINCの解説)。静電気を除かずにエアで吹くだけでは、飛んだホコリがまた付きます。部品にどれだけ粒子が残っているかは、ISO 16232(VDA 19.1)の考え方で、部品から粒子を洗い出し(抽出)、洗い出した液をメンブレンフィルターでろ過し(捕集)、粒子の質量・個数・大きさ・種類を評価(分析)して管理できます。
異物分析で、正体と発生源を突き止める
日本電子(JEOL)の解説では、異物分析の一般的な流れを、目視や顕微鏡による初期観察で材質の仮説を立て、無機物にはXRFやSEM-EDS、有機物にはFT-IRやGC-MSで成分を調べ、その結果を製造記録や設備の使用履歴、原材料のロット情報と照らし合わせて混入源を推定し、再発防止策を立てる、としています。
分析の結果は、比べる相手があってはじめて発生源につながります。見つかった異物と、工場内の部品、容器、パッキン、手袋、作業服などのサンプルを比べられるように、候補となる物のサンプルを集めておくと、原因を早く絞り込めます。
出典:金属検出機とは?|ミネベアミツミ、異物検査機とは|システムスクエア、X線異物検査装置の原理|日新電子工業、電磁分離機 CG型(製品一覧)|日本マグネティックス、電磁分離機CG型|日本マグネティックス、磁化式金属検出機|システムスクエア、用語集|JNCフィルター、クリーンルームの規格(ISO 14644-1:2015)|ニッタ、クリーンルームの発塵を防ぐための4つのポイント|日本製紙クレシア、異物混入|食品産業センター、異物付着|キーエンス 静電気ドクター、異物が付着するメカニズムと除塵におけるイオナイザーの役割|TRINC、ISO 16232(VDA 19.1)って何?|インテクノス・ジャパン、異物分析の基本と装置の使い分け|日本電子
異物混入の対策技術を持つ企業
各企業が解決できる課題と技術の内容を、企業が公開している情報をもとに紹介します。
| 企業 | 解決できる課題 | 種類 | 何ができるか | 合う症状 |
|---|---|---|---|---|
| システムスクエア | 異物検査機メーカー | 金属検出機・X線検査機・磁化式金属検出機をつくり、混入しそうな異物の種類に合わせて使い分けを提案する。 | A 金属片・金属粉が混ざる B 石・ガラス・骨・硬い樹脂片が混ざる | |
| 日本マグネティックス | 磁選機メーカー | 磁化したスクリーンで、粉体や液体に混ざった細かい鉄粉を取り除く電磁分離機をつくる。 | A 金属片・金属粉が混ざる | |
| 日本エアーテック | クリーンルーム | 清浄度クラスと作業者・物の動線から、クリーンルームを設計・施工する。 | C 毛髪・虫・繊維など、軽い異物が混ざる D 樹脂成形品や精密部品に、ホコリや微粒子が付く | |
| シシド静電気 | 静電気対策 | 静電気で付いたホコリを、除電しながら吹き飛ばして吸い取る除電除塵装置などを扱う。 | C 毛髪・虫・繊維など、軽い異物が混ざる D 樹脂成形品や精密部品に、ホコリや微粒子が付く | |
| イカリ消毒 | 異物検査・防虫 | 混入異物の検査・分析と、防虫・防鼠などの有害生物管理を行う。 | A 金属片・金属粉が混ざる B 石・ガラス・骨・硬い樹脂片が混ざる C 毛髪・虫・繊維など、軽い異物が混ざる E 異物が見つかったが、何で、どこから来たのかわからない |
株式会社システムスクエア|金属検出機・X線検査機・磁化式金属検出機を、異物の種類で使い分ける
システムスクエアとは
システムスクエアは、新潟県長岡市に本社を置く、1989年設立の異物検査機の会社です。金属検出機、X線検査機、かみこみ検査機、磁化式金属検出機などをつくり、食品、医薬品、化粧品、日用品、工業品に混入した異物の自動検出に使われています。

出典:システムスクエアの公開情報をもとに AI(Claude)で作成
システムスクエアの得意技術
| 技術 | 内容 |
|---|---|
| 金属検出機 | 2周波検査で、鉄系と非鉄系の異物を同時に検出する。水分・塩分が多い検査品(漬物、ハム、みそなど)向けの検査モード(Eモード)を全機種に搭載 |
| X線検査機 | 金属以外に、石、ガラス、骨、硬質ゴムなどを検出する。アルミ包材や缶詰の中身も検査できる。デュアルエナジーの機種は肉や魚の小骨の検査向け |
| 磁化式金属検出機 | 異物を着磁ユニットで磁化し、高感度磁気センサーで検出する。アルミニウムの影響を受けず、微小なステンレス(SUS304)片も検出できる(アルミニウム、黄銅は検出不可) |
同社は、磁石に付かない非磁性体の中でもステンレスは金属検出機で最も検出しにくい金属で、装置の能力を測るテストピースには鉄とステンレス(SUS304)の2種類がある、と説明しています。一方、薄い箔状の金属やサビなどの粉状の金属は、X線検査機より金属検出機が高感度で反応するとしています。
システムスクエアが解決できる課題
- 金属片が混ざる。特に、ステンレス片やアルミ包装の製品の検査に困っている
- 骨、ガラス、石など、金属以外の硬い異物を見つけたい
- 水分・塩分が多い製品で、金属検出機の感度が上がらない
出典:異物検査機とは|システムスクエア、金属検出機|システムスクエア、X線検査機|システムスクエア、磁化式金属検出機|システムスクエア、企業概要|システムスクエア、本社・営業所|システムスクエア
日本マグネティックス株式会社|粉体や液体に混ざった数ミクロンの鉄粉を、磁化したスクリーンで取り除く
日本マグネティックスとは
日本マグネティックスは、福岡県太宰府市に本社を置く、1943年創業の会社です。永久磁石と電磁石の応用機器を製造・販売しています。

日本マグネティックスの得意技術
| 技術 | 内容 |
|---|---|
| 電磁分離機 CG型 | 磁化されたスクリーンで、数ミクロンの磁性物も除去する。バイブレーターでスクリーンケースを振動させるため、流動性の悪い原料にも使える。食品、化学・プラスチック、窯業、医薬品に採用されている |
| 電磁分離機 CG-X型 | 分離磁場(スクリーンセット時)18,000ガウス以上 |
| マグネットフィルター | 液体中の鉄粉・微鉄粉を、磁化されたフィルターで除去する。数ミクロンの微鉄粉も除去でき、温度の高いものやスラリー状のものにも使える |
同社は、原料の粒度が0.1mm以下になると、粒子間や磁選機への付着が増えるため、除鉄は困難だとされてきた、としています。CG型は、二次電池の正極材・負極材の処理向けの仕様にも対応しています。
日本マグネティックスが解決できる課題
- 粉体の原料に、摩耗粉などの細かい鉄粉が混ざる
- 液体やスラリーの中の微鉄粉を取り除きたい
- リチウムイオン電池の材料から微鉄粉を除きたい
出典:電磁分離機 CG型(製品一覧)|日本マグネティックス、電磁分離機CG型|日本マグネティックス、電磁分離機CG-X型|日本マグネティックス、マグネットフィルター|日本マグネティックス、会社概要|日本マグネティックス
日本エアーテック株式会社|清浄度クラスと作業の動線から、クリーンルームを設計施工する
日本エアーテックとは
日本エアーテックは、東京都台東区に本社を置く、1973年創立のクリーンエアシステムの専門メーカーです。クリーンルーム、クリーンベンチ、バイオハザードシステムなどの設計・製造・販売を行っています。

出典:日本エアーテックの公開情報をもとに AI(Claude)で作成
日本エアーテックの得意技術
| 技術 | 内容 |
|---|---|
| クリーンルームの設計施工 | 求められる清浄度クラスと作業内容を考慮し、床・壁の材質、照度、作業の動線、清掃のしやすさなどから設計する。作業者や物品に適切な動線を採用する |
| 仕様の例 | 集塵効率は0.1μm粒子で99.9995%以上(メインフィルターはULPAフィルター)、清浄度はISOクラス3〜4、吹出風速は作業エリア0.3m/sec・通路0.2m/sec |
| 検査と保守 | 規格に基づき、設置後の検査、バリデーションを行う。使用後のメンテナンスも行う |
日本エアーテックが解決できる課題
- 製品に付く微粒子を、作業する部屋から減らしたい
- 工業用からバイオ分野まで、必要な清浄度のクリーンルームを作りたい
- 作業者や物の動線から、異物を持ち込まない部屋にしたい
出典:クリーンルーム|日本エアーテック、会社概要|日本エアーテック
シシド静電気株式会社|静電気で付いたホコリを、除電しながら吹き飛ばして吸い取る
シシド静電気とは
シシド静電気は、東京都渋谷区に本社を置く、1938年創業の静電気対策の会社です。除電装置(イオナイザ)、除電除塵装置、測定器、帯電防止剤などを扱い、静電気対策のセミナー・工場診断やデモ機の貸出も行っています。

シシド静電気の得意技術
| 技術 | 内容 |
|---|---|
| 除電除塵装置 DUST HALER Trz:CuBe | 静電気で付着した塵埃を除電・除塵するクリーンボックス。上下からのブローで、ワークの両面を一度に除塵する。遠心ファンで吸引し、除去した塵埃を飛散させない |
| 除電の性能 | HDC-ACタイプのイオナイザを使い、除電時間は1秒以下(エア圧0.6MPa時、±1000V→±100Vの減衰時間) |
| フィルタ | 10μm以上のダストを98%以上捕集できる(交換可能) |
シシド静電気が解決できる課題
- 樹脂部品や小さなワークに、静電気でホコリが付く
- エアブローしても、ホコリが取れない・また付く
- 吹き飛ばしたホコリが、周りに散らないようにしたい
出典:除電除塵装置 Trz:CuBe|シシド静電気、会社情報|シシド静電気
イカリ消毒株式会社|年間3万件近い混入異物検査と、防虫・防鼠の管理
イカリ消毒とは
イカリ消毒は、東京都渋谷区に本社を置く、1959年設立の会社です。防虫・防鼠などの有害生物管理(IPM)と、混入異物や微生物などの検査・分析を行っています。

出典:イカリ消毒の公開情報をもとに AI(Claude)で作成
イカリ消毒の得意技術
| 技術 | 内容 |
|---|---|
| 混入異物検査 | 目視・顕微鏡観察、反応試験(燃焼・溶解・呈色)、FT-IR、EDXで異物を同定する。食品だけでなく、医薬品や包装資材などの混入異物にも対応する |
| 特別な検査 | DNA検査(獣種・植物種)、熱履歴検査(DSC検査)、ガラスの用途分析 |
| IPM(総合的有害生物管理) | ゴキブリ・ネズミなどの有害生物対策と、モニタリングやサニテーションなどの環境改善対策を連携させる |
同社は、年間3万件近い混入異物検査の実績があり、植物、昆虫、樹脂製品など3,000以上の実物サンプルとデータを保管しているとしています。一般的なものであれば、納期は2〜3営業日です。
イカリ消毒が解決できる課題
- 異物の正体がわからず、苦情に答えられない
- 混入したプラスチック片が、自社の容器や部品と同じものかを確かめたい
- 虫の混入を、工場の環境から減らしたい
出典:混入異物検査|イカリ消毒、IPM(総合的有害生物管理)|イカリ消毒、会社概要|イカリ消毒
選ぶ前に確かめる条件
企業に相談したり、装置を選んだりする前に、次の条件を整理しておくと、話が早くなります。
- 混入した(または混入が心配な)異物の種類、材質、大きさ、形。実物があれば、そのまま保管しておく
- 異物が見つかった製品、ロット、日時、ラインと、見つかった場所(製品の中か、表面か)
- 製品の状態:固体・粉体・液体、水分や塩分の多さ、温度、包装の材質(アルミ蒸着など)
- 工程の中で異物の発生源になりそうな物(設備の摩耗部品、刃物、ふるいの網、パッキン、容器、手袋など)
- 今使っている検出装置の種類と感度(テストピースの材質と大きさ)、検査の記録
- 作業する部屋の清浄度(必要なクラス)、作業者の服装と動線、虫の監視の記録
- 部品に求められる清浄度(粒子の大きさと数の上限)と、その測り方
- 取引先や規格から求められている管理(HACCP、GMP、部品清浄度の規格など)
関連する課題
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※アイキャッチ画像は、AI(ChatGPT)で生成したイメージです。実在の製品ではありません。
情報の確認日:2026年9月29日





