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COMPANY PROFILE / 企業紹介
企業紹介|拡散接合によるマイクロチャンネル熱交換器・水冷ヒートシンク・ベーパーチャンバー・水素ステーション向け熱交換器・インラインヒーター
株式会社WELCON
金属を溶かさず接合する「拡散接合」で、細い流路の熱交換器やヒートシンクを作る、新潟市の会社
公式サイトなどの公開情報をもとに編集部が作成 情報の確認日:2026年11月7日



OVERVIEW
WELCONとは
金属を溶かさず接合する「拡散接合」で、細い流路の熱交換器やヒートシンクを作る、新潟市の会社
WELCONは、新潟県新潟市に本社を置く、拡散接合の会社です。2006年7月に設立されました。薄い金属板を積み重ねて、材料を溶かさずに一体にする「固相拡散接合」と、細い流路を設計する「マイクロチャンネル」を、公式サイトでは両輪のコア技術としています。
製品は、マイクロチャンネル熱交換器、水冷ヒートシンク、ベーパーチャンバー、水素ステーション向け熱交換器、インラインヒーターなどの熱対策部品です。標準品の提供から、試作・開発、評価、量産まで、同社が一貫して受けられるとしています。拡散接合の装置も自社で作っており、最高到達温度1200℃、加圧力500〜1200kNの3種類をそろえています。

こんな相談に向いています

熱交換器を、性能を落とさずに小さくしたい
拡散接合のマイクロチャンネル構造の事例があります 実績を見る ↓

発熱の大きい電子部品を、ムラなく冷やしたい
入口から出口へ一本の流路でつなぐ従来型では、出口に向かって温度が上がる。

ステンレスと銅など、違う金属を接合したい
拡散接合は、溶接やろう付と違い、材料を溶かさず固体のまま接合する。

薄い面で熱を広げ、温度を均したい
ベーパーチャンバー WEL-HeatRibbon は、銅板と比べて全体が均一な温度になる様子を熱画像で示している。
出典:会社概要|WELCON、WELCONとは|WELCON、WELCON(トップページ)、固相拡散接合|WELCON、拡散接合装置|WELCON
SERVICES
技術・サービス
WELCONの公式サイトは、製品を「マイクロチャンネル水冷ヒートシンク」「マイクロチャンネル熱交換器」「モジュラーデザイン熱交換器」「水素ステーション向け熱交換器」「インラインヒーター」「ベーパーチャンバー」「拡散接合適用例」「拡散接合装置」に分けています。ここでは、熱対策の部品として設計開発の方に関係の深い6つを並べました。

出典:WELCON「『WEL-Cool HeatSink』M5050|WELCON」
マイクロチャンネル水冷ヒートシンク
細く短いマイクロチャンネルを行列状に並べた「マトリックス流路」で、冷却面全体を均一に冷やす水冷ヒートシンク。標準品の冷却エリアは20×20・40×40・50×50・200×110mm。

出典:WELCON「『WEL-Cool HeatExchanger』CF型|WELCON」
マイクロチャンネル熱交換器(PCHE・PFHE 他)
ろう材を使わず、拡散接合でオールステンレスに一体化した熱交換器。クロスフロー(CF)型、パラレルフロー(PF)型、コルゲート型がある。


水素ステーション向け熱交換器
水素を充填前に約−40℃まで冷やすプレクーラー「WEL-Cool H2C」と、圧縮機向けのアフタークーラー。国内で20件以上の法令認証・実機搭載の実績があるとしている。


CASES
実績(公開されている事例)
WELCONが公式サイトで公開している事例から、編集部が9件を選びました。詳しい内容は各事例のページでご覧ください。

拡散接合のマイクロチャンネル構造
250〜800μmのハニカム穴をあけた薄板を300枚積層しても、穴が貫通するほどの位置合わせ精度がある、としている。

水素ステーション向け熱交換器 WEL-Cool H2C
第1世代のH2Aから第2世代のH2Cで、サイズ・質量を約半減したとしている。認証取得で求められる、100MPa下で100万回の繰り返し耐圧試験と、4倍耐圧試験(400MPa)をクリアした。

CPU 向け水冷ブロック WEL-Cool u-trix
Intel LGA1700向けの水冷ブロック。NEC製ベクトル型スーパーコンピューター SX-Aurora TSUBASA にも使われている冷却技術を適用した、としている。三次元流路構造とニッケルめっき仕上げ。

ベーパーチャンバー WEL-HeatRibbon
標準サンプルは100×50×t1.6mm。銅の約10倍の熱伝導性(測定方法等による)で、姿勢による性能の変化が少ないとしている。標準サンプルのQmaxは30W。

モジュラーデザイン熱交換器 WSCX01-60型
SUS316L製で、外形はW72×L255×H84mm、交換熱量12.5kW(水-水・10L/min・温度差27℃)。同等性能のプレート式熱交換器と比べて、体積15%縮小の評価結果としている。

コルゲート型マイクロチャンネル熱交換器
塑性加工した薄板を積層接合して、内部に波型(コルゲート)の流路を作る。プレート式熱交換器と比べて、体積あたりの熱コンダクタンスが約5倍の例があるとしている。圧力損失と量産時のコストの低減も挙げている。

低熱膨張高熱伝導材 WEL-Therm
熱を面に垂直に伝える柱状のコアと、面内の熱膨張を抑えるコアプレートを組み合わせた複合材料。熱伝導率は約280W/mK、平面方向の熱膨張係数は5〜10ppm/K。

三次元構造体(マイクロリアクター・ガスミキサー)
マイクロリアクターは、極微量の2流体をマイクロチャンネルで混合するリアクタ部と、温度を管理する熱交換部で構成する。ほかに、内圧をかけて膨らませても接合界面から漏れや破断がないサンプル、2流体を出口で交互に配置して混ぜるガスミキサーを載せている。

金型部品(ガス抜き入子)
金型への樹脂充填時に溶融樹脂から出るガスを、金型内から抜くための構造。表面に0.01〜0.03mmの微細穴を多数配置できる。高い射出面強度とガス抜き抵抗の抑制を挙げている。
出典:WELCONの公式サイトの事例ページ(各カードのリンク先)。写真は各ページから引用しています。
FACILITIES & RESULTS
設備と主な数字
ここに並べた9件は、公式サイトの製品情報・技術開発のページから選びました(2026-11-07 時点)。公式サイトには、導入先の企業名を挙げた納入事例のページはありません。そのため、納入事例ではなく、同社が公開している製品・試作・技術の例を紹介しています。
公式サイトのお知らせによると、2026年6月期の売上高は13億円で、2036年に売上高100億円を目標とする「100億宣言」を行っています(2026年11月4日付)。
| 設備 | 主な仕様・用途 |
|---|---|
| 拡散接合装置(3種類) | 接合可能範囲 □250×t200・□300×t250・□500×t300、最高到達温度はいずれも1200℃、加圧力は500kN・500kN・1200kN。加圧方式は油圧またはサーボモータ(□250は両方、ほかはサーボモータ)。仕様のカスタムも可能 |
| 耐圧試験装置 | 耐圧気密試験装置(125MPa)、耐圧水圧試験装置(480MPa)、繰返し耐圧疲労試験装置(150MPa)。いずれも設計上限値 |
| 矢代田工場・矢代田第二工場 | 本社は新潟市秋葉区矢代田3640番地。矢代田第二工場は同区矢代田15-1。自社製の拡散接合装置と、前後工程の自動化で生産している |
| 認証 | ISO 9001(2008年)・ISO 14001(2015年)・ISO 45001(2022年)、PED(2019年)、ASME Uスタンプ(2021年)、UKCA(2022年) |
上の数字の帯:13億円 売上高(2026年6月期)/2006年 設立/1200℃ 拡散接合装置の最高到達温度/20件以上 水素ステーション向けの法令認証・実機搭載(国内)
出典:製品情報|WELCON、技術開発への取り組み|WELCON、株式会社WELCON「100億円宣言」のご報告(2026年11月4日)、拡散接合装置|WELCON、品質保証|WELCON、製品紹介(採用サイト)|WELCON、ワンストップ|WELCON
COMPANY
会社概要
| 会社名 | 株式会社WELCON(WELCON Inc.) |
|---|---|
| 設立 | 2006年7月 |
| 資本金 | 21,936万円 |
| 代表取締役 | 鈴木 裕 |
| 売上高 | 13億円(2026年6月期) |
| 主な事業 | 拡散接合に関する技術開発、自社開発製品の製造・販売、拡散接合受託加工 |
| 主な認証 | ISO 9001、ISO 14001、ISO 45001、ASME Uスタンプ |
| 本社所在地 | 〒956-0113 新潟県新潟市秋葉区矢代田3640番地 |
| TEL | 0250-38-1900(本社)/0250-47-7077(矢代田第二工場) |
| 住所 | 新潟県新潟市秋葉区矢代田3640番地(本社) |
| 分野 | 熱対策(熱交換・冷却・均熱)・拡散接合 |
出典:会社情報|WELCON、WELCONとは(採用サイト)|WELCON、株式会社WELCON「100億円宣言」のご報告(2026年11月4日)、本社・矢代田工場アクセスマップ|WELCON
ON THIS SITE
こんな課題で紹介しています
ものづくり技術百科では、次の記事でWELCONを紹介しています。記事の中の企業紹介に詳しい説明があります。
- 熱交換器を小さくしたい →100MPa の高耐圧設計ができるマイクロチャンネル熱交換器と、CF0.5・PF0.5 などの標準品
- ヒートパイプ・ベーパーチャンバー(しくみ・種類・選び方) →拡散接合で作る平板のベーパーチャンバー WEL-HeatRibbon
BEFORE CONTACT
問い合わせる前に整理しておくこと
導入の相談は、公式サイトのお問い合わせフォームと電話で受け付けています。フォームは1つで、「要件」に会社案内請求・拡散接合・ヒートシンク・熱交換器・ベーパーチャンバー・その他があります。標準品で足りないときは、標準品のカスタマイズと、ゼロからの試作開発の2通りを用意しており、遅くとも2営業日以内に営業担当者から折り返すとしています。フォームにファイルの添付欄はなく、電話の受付時間は書かれていません。
- 使う流体(水・冷媒・水素・CO₂・ヘリウム・高温ガスなど)と、入口・出口の温度、流量
- 使う圧力。耐圧(15MPa以上、最大100MPa)や法規(高圧ガス保安法・PED・ASME など)の要否
- 冷やしたい対象の発熱量・発熱密度と、取り付けられる寸法・継手の形
- 標準品で足りるか、標準品のカスタマイズか、ゼロからの試作開発か。要望条件の優先順位(性能・納期・予算)
- 秘密保持契約の要否、試作の個数と量産の時期
CONTACT
WELCONに問い合わせる
お問い合わせフォームから、製品や拡散接合の相談、資料請求、サンプルテストの依頼ができます。
電話:本社 0250-38-1900/矢代田第二工場 0250-47-7077
ボタンを押すとWELCONの公式サイトのお問い合わせフォームが開きます。ものづくり技術百科は問い合わせの内容を受け取りません。
SAME PROCESS
同じ「溶接・接合・ろう付け」の、ほかの会社の実績
DISCOVER
ちがう分野の、すごいもの
各社のエースモデルから、ほかの分野のものを選んでいます。開くたびに入れ替わります。
COMPANIES
溶接・接合・ろう付けの、近くの会社
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株式会社ハセテック新潟県燕市で、銅管と真鍮などの異素材のロウ付けと、パイプの曲げ・切削・金型づくりまでを社内で一貫して行う会社
入江工研株式会社溶接ベローズ・成形ベローズと、その技術を生かした真空バルブ・真空チャンバーを、設計から検査まで手がける会社
有限会社岩倉溶接工業所静岡県島田市で、ステンレス・アルミ・チタン・マグネシウムなどのTIG溶接とレーザー微細溶接を中心に、黒色のレーザーマーキングや切断まで行う溶接の会社このページは、WELCONの公式サイトなどの公開情報をもとに、ものづくり技術百科の編集部が作成した紹介ページです。内容の誤り・修正のご連絡は、お問い合わせからお送りください。
情報の確認日:2026年11月7日









