日本曹達株式会社

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COMPANY PROFILE / 企業紹介

企業紹介|化学メーカー。光触媒コーティング剤「ビストレイター」、防腐・防カビ・防藻のバイオサイド、液状ポリブタジエン「NISSO-PB」、有機チタンなどの機能性化学品・エッセンシャルマテリアルズの製品を手がける(農業化学品・医薬品事業もある)

日本曹達株式会社

プラスチックにも塗れる2層構造の光触媒コーティング剤から、電子材料向けのポリマー、防カビ剤まで、化学品で素材の機能を足す、東京・丸の内の総合化学メーカー

光触媒コーティング剤「ビストレイター」バイオサイド液状ポリブタジエン「NISSO-PB」・1,2-SBSアンカーコート剤「チタボンド」・有機チタン・有機ジルコニウム

公式サイトなどの公開情報をもとに編集部が作成 情報の確認日:2026年10月10日

料金所の防護壁で、ビストレイター塗装部分が白く、未塗装部分が汚れている比較
料金所の衝突防護壁での、ビストレイター塗装部と未塗装部の比較(当サイトの記事で紹介した画像)(出典:日本曹達「光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達」)
ビストレイターLの保護接着層薬剤と光触媒層(酸化チタン層)薬剤の2本のボトル
2層コートに使う、保護接着層薬剤(左)と光触媒層薬剤(右)(出典:日本曹達「光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達」)
光触媒コーティングを施工した白い住宅の外壁
1999年7月に施工した住宅(藤嶋邸)の例(出典:日本曹達「光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達」)
1920年創立
2,407名連結従業員数
0度近く紫外線照射後の接触角
24時間以上照射を止めても超親水性が続く時間

OVERVIEW

日本曹達とは

プラスチックにも塗れる2層構造の光触媒コーティング剤から、電子材料向けのポリマー、防カビ剤まで、化学品で素材の機能を足す、東京・丸の内の総合化学メーカー

日本曹達は、東京都千代田区丸の内に本社を置く、1920年創立の化学メーカーです。カセイソーダ・塩素などのクロールアルカリ製品を源流に、農業化学品・医薬品・機能性化学品・エッセンシャルマテリアルズ(基礎・産業向けの化学品)の4つの事業を展開しています。東京証券取引所プライム市場に上場しています。

ものづくりの技術者に関わるのは、機能性化学品とエッセンシャルマテリアルズの製品です。光触媒層と保護接着層に分けた2層コートで、プラスチックにも光触媒コーティングを施せる「ビストレイター」のほか、電子材料や接着剤・塗料に使う液状ポリブタジエン「NISSO-PB」、押出ラミネーション用のアンカーコート剤「チタボンド」、エポキシ樹脂の硬化促進剤、塗料・樹脂・木材向けの防腐・防カビ・防藻のバイオサイドなどがあります。同社は、ビストレイターのプラスチック向け2層コートを世界で初めて開発したとしています。

ビストレイターLの保護接着層薬剤と光触媒層(酸化チタン層)薬剤の2本のボトル
2層コートに使う、保護接着層薬剤(左)と光触媒層薬剤(右)(出典:日本曹達「光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達」)

こんな相談に向いています

プラスチックなどの有機物に、光触媒の防汚機能を付けたい

光触媒の酸化チタンは、基材やバインダーまで分解してしまう。

屋外の壁や防護壁の雨筋汚れを、洗わずに減らしたい

アクリル塗料の塗装板の屋外暴露試験の事例があります 実績を見る ↓

製品を作るラインの中で、光触媒膜を付けたい

製品塗装向けの加熱硬化タイプは、ライン処理速度数十m/分に対応する速乾性があり、高透明な光触媒膜が得られるとしている。

すでにある建物や設備に、現場で塗りたい

現場塗装向けの常温硬化タイプは、スプレーのほか刷毛やローラーでも塗れ、季節を問わず常温で硬化し、ほとんどの基材に塗れると…

出典:会社概要|日本曹達、日本曹達の「役割」、機能性化学品事業|日本曹達、エッセンシャルマテリアルズ事業|日本曹達、光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達

SERVICES

技術・サービス

日本曹達の公式サイトは、会社情報・事業と製品(アグリビジネス・医薬品・機能性化学品・エッセンシャルマテリアルズ)・研究開発・IR・サステナビリティなどに分かれ、製品ごとの特設サイトもあります。編集部では、ものづくりの技術者に関わる製品を6つにまとめました(農業化学品・医薬品・IR などは省いています)。

アンカーコート剤「チタボンド」・有機チタン・有機ジルコニウム

押出ラミネーション用のアンカーコート剤と、触媒・架橋・接着促進に使う有機金属化合物。

公式サイトで見る ↗

CASES

実績(公開されている事例)

日本曹達が公式サイトで公開している事例から、編集部が9件を選びました。詳しい内容は各事例のページでご覧ください。

料金所の衝突防護壁の、ビストレイター塗装部と未塗装部を示した比較写真

光触媒防汚屋外

高速道路の料金所の衝突防護壁(アイランド)への塗工

料金所の衝突防護壁にビストレイターを塗工し、防汚効果がはっきり出たとしている。交通量の多い料金所で、数日に1度の洗浄作業の軽減と、ドライバーの視認性の低下の防止、安全性の向上につながっているという。

出典:日本曹達「光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達」

詳細はこちら ↗

オイル分解試験の、経過時間ごとの残存率のグラフ

光触媒分解性試験データ

油の分解性試験

汚れの代わりにサラダオイルを使った試験で、ビストレイター塗工(光触媒層の膜厚1.0μmと0.2μmの2種)では残存率が時間とともに下がり、約48時間までにほぼ0になるグラフ(膜厚1.0μmは約24時間で数%以下)が示されている。ブランク(ガラス板)はほぼ変わらない。

出典:日本曹達「光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達」

詳細はこちら ↗

NOx分解試験の、紫外線照射前後のNOx濃度の変化を示したグラフ

光触媒環境浄化試験データ

NOx(窒素酸化物)の分解試験

1ppmのNOガスを送りながら2mW/cm²でUVを照射する条件で、NOx濃度が下がるグラフが示されている。同社は、道路側壁に塗ることで、5倍の面積に広葉樹を植樹したのと同じ効果があるとしている。基材はアルミ(表面はウレタン塗装)、光触媒はビストレイターL。

出典:日本曹達「光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達」

詳細はこちら ↗

木材用防カビ剤ミルカットで製材した木材を処理している様子

バイオサイド防カビ木材

木材用防カビ剤「ミルカット」による処理

製材した木材をそのままにするとカビに汚染されやすいため、防カビ剤で処理する。ミルカットは杉・檜・米松・カラ松などの樹種ごとに適用の対応表があり、日本国内に加え海外でも使われているとしている。写真は処理の様子(客先名なし)。

出典:日本曹達「バイオサイド製品|日本曹達」

詳細はこちら ↗

出典:日本曹達の公式サイトの事例ページ(各カードのリンク先)。写真は各ページから引用しています。

FACILITIES & RESULTS

設備と主な数字

公式サイトには、客先名つきの納入事例のページはありません。公開されているのは、光触媒「ビストレイター」の特設サイトにある施工事例(住宅・公共施設・料金所のゲート)と性能評価の試験、各製品ページの用途例です。ここでは、そのうち写真・図のある9件を選びました(顧客の実績ではなく、同社が公開した施工例・試験例・用途例です)。

施工事例の「藤嶋邸」は1999年7月施工の住宅です。試験のグラフには、基材(ガラス板・ポリカーボネート板・アルミ)や光触媒層の膜厚などの条件が書かれているので、自社の用途に近いかを確かめるときの目安になります。抗菌力試験(日本食品分析センターの試験報告書による)の結果は、大腸菌の増減値差2.3・黄色ブドウ球菌4.6で、抗菌製品の性能基準(2.0以上)を満たすとしています(試験報告書の写真は使っていません)。

設備主な仕様・用途
本社東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー10階(TEL 03-6366-1920)
工場二本木工場(新潟県上越市)/高岡工場(富山県高岡市)/千葉工場(千葉県市原市)
研究所リサーチ&イノベーションセンター(神奈川県小田原市。旧・小田原研究所)/榛原フィールドリサーチセンター(静岡県牧之原市)/磐梯フィールドリサーチステーション(福島県磐梯町)/千葉リサーチセンター(千葉県市原市)
営業所札幌・仙台・関東(さいたま市)・大阪・高岡・福岡(国内拠点のページ)
光触媒の塗工方法加熱硬化タイプ:スプレー・ロールコーター・スピンコーター/常温硬化タイプ:ローラー・刷毛・スプレー(設備の機種・台数は公式サイトに載っていない)

上の数字の帯:1920年 創立(2月)/2,407名 連結従業員数(2026年3月31日現在)/0度近く 紫外線照射後の接触角(ビストレイター。同社の試験)/24時間以上 照射を止めても超親水性が続く時間(同社の試験)

出典:光触媒コーティング ビストレイター|日本曹達、バイオサイド製品|日本曹達、NISSO-PB|日本曹達、チタボンド|日本曹達、NISSOCURE TIC-188|日本曹達、機能性化学品事業|日本曹達、国内拠点|日本曹達、有機チタン|日本曹達、有機ジルコニウム|日本曹達、クラウンエーテル|日本曹達

COMPANY

会社概要

会社名日本曹達株式会社(ニホンソーダ)/Nippon Soda Co., Ltd.
所在地本社:〒100-7010 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー10階 TEL 03-6366-1920/二本木工場:新潟県上越市中郷区藤沢950(TEL 0255-81-2300)/高岡工場:富山県高岡市向野本町300(TEL 0766-26-0206)/千葉工場:千葉県市原市五井南海岸12-8(TEL 0436-23-2007)/リサーチ&イノベーションセンター:神奈川県小田原市高田345(TEL 0465-42-3511)
創立年月1920年2月
資本金29,166百万円(2025年9月30日現在)
決算期3月
株式の上場東京証券取引所プライム市場
従業員数連結 2,407名/単体 1,316名(2026年3月31日現在)
事業アグリビジネス/医薬品事業/機能性化学品事業/エッセンシャルマテリアルズ事業
住所東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー10階(本社。〒100-7010)
創立1920年2月
分野素材・材料

出典:会社概要|日本曹達、国内拠点|日本曹達、事業・製品|日本曹達

ON THIS SITE

こんな課題で紹介しています

ものづくり技術百科では、次の記事で日本曹達を紹介しています。記事の中の企業紹介に詳しい説明があります。

BEFORE CONTACT

問い合わせる前に整理しておくこと

問い合わせは、公式サイトのお問い合わせページから、内容に応じたフォームで受け付けています。光触媒(ビストレイター)やバイオサイドは「その他のお問い合わせ」のフォームが該当するとみられます(光触媒・バイオサイドのページのお問い合わせボタンは、お問い合わせのトップに移ります)。NISSO-PB は専用のサンプル請求フォームと電話があります。なお、現場での塗工については、公式サイトに光陽エンジニアリング株式会社の名前が相談先として載っています。

  • 塗りたい基材の種類(ガラス・金属か、プラスチックなどの有機物か)。ビストレイターは、有機物には保護接着層を介した2層コートで使うとしている
  • 光触媒は紫外線で働くため、塗る場所に紫外線(太陽光など)が当たるか。室内や日の当たらない面では、光の条件を先に確かめる
  • 製品の塗装ラインで塗るか(加熱硬化タイプ)、現場で塗るか(常温硬化タイプ)。塗り方(スプレー・ロールコーター・刷毛・ローラー)と、必要な膜の透明さ
  • 防汚だけでなく、抗菌・消臭・NOx除去など、期待する効果の優先順位(公式サイトの試験データの条件と、自社の使用条件を見比べる)
  • 取り扱いの安全面(接着層の薬剤は第一石油類、光触媒層の薬剤は第二石油類。MSDSの確認)。NISSO-PB・有機チタンなどは、目的の用途と必要なサンプルの量

CONTACT

日本曹達に問い合わせる

公式サイトのお問い合わせページは、内容に応じて3つのフォームに分かれています。

電話:本社 03-6366-1920/NISSO-PB・チタボンド・クラウンエーテル(化成品課)03-4212-9648/有機チタン・有機ジルコニウム・ポリシラン・NISSOCURE(機能材料課)03-4212-9650

ボタンを押すと日本曹達の公式サイトのお問い合わせフォームが開きます。ものづくり技術百科は問い合わせの内容を受け取りません。

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情報の確認日:2026年10月10日