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COMPANY PROFILE / 企業紹介
企業紹介|真空蒸着・スパッタリングによる光学薄膜(バンドパスフィルター・反射防止膜・ミラー)と、フォトリソグラフィによる微細パターン加工の受託成膜
安達新産業株式会社
光学フィルターから電極チップまで、成膜・パターン加工・チップ加工を一貫して請け負う、大阪市の薄膜加工会社
公式サイトなどの公開情報をもとに編集部が作成 情報の確認日:2026年10月9日



OVERVIEW
安達新産業とは
光学フィルターから電極チップまで、成膜・パターン加工・チップ加工を一貫して請け負う、大阪市の薄膜加工会社
安達新産業は、大阪市西区に本社を置く光学薄膜・微細パターン加工の会社です。1918(大正7)年に化学工業製品の商社として創業し、1964(昭和39)年に設立しました。東大阪工場で、真空蒸着・スパッタリングによるバンドパスフィルター・反射防止膜(AR)・ミラーなどの光学薄膜と、フォトリソグラフィ・エッチングによる微細パターン(電極チップなど)を手がけています。同社は、500社を超える取引実績があるとしています。
光学設計、基板調達、成膜、パターン加工、チップカットまでを社内でつなぐ体制で、数枚の試作から量産まで同じ窓口で相談できることを強みにしています。商社として化学製品の情報を持つ点も、塩化銀処理などの化学処理を自社で行える理由としています。同社は、関西でも数少ない真空蒸着・スパッタリングの専門企業だとしています。

こんな相談に向いています

フィルターの特性が、光の入る角度で変わってしまう
多層膜のフィルターは、斜めから光が入ると透過する波長がずれる。

まず数枚だけ試作して、実機で特性を確かめたい
同社は少量・短納期の試作に対応するとし、1枚からの相談もできるとしている。

成膜とパターン加工を別々に発注していて、納期の管理が大変
同社は、成膜(蒸着・スパッタ)から微細加工、チップ加工までを一貫して請け負うとしている。

蒸着用の治具やマスクの設計から相談したい
成膜時のにじみや「カカリ代」を見込んだ治具・マスクの設計を社内で行うとしている。
出典:会社情報|安達新産業、選ばれる理由|安達新産業、最適な光学フィルターのご提案、微細なパターン加工、少量試作への対応、治具・マスク、標準在庫品、特殊な微細電極加工|安達新産業
SERVICES
技術・サービス
安達新産業の公式サイトは、「選ばれる理由」「薄膜加工技術(光学フィルター・微細パターン加工・量産技術)」「問題解決(匠の赤外線・紫外線・バンドパスフィルター・ミラー・光学薄膜・パターン加工)」「トレンド(解説記事)」「標準在庫品」などのページに分かれています。編集部ではこれを6つにまとめました。
CASES
実績(公開されている事例)
安達新産業が公式サイトで公開している事例から、編集部が9件を選びました。詳しい内容は各事例のページでご覧ください。

赤外線反射防止(9μm帯、ANIX-DLCコート)
Ge・Si・ZnSe などの赤外用基板に、9μm帯の反射防止の多層膜を成膜する。表面の保護には DLC コートを採用し、同社は参考値として透過率約93%(Ge基板)、反射率0.5%以下(9μm)を示している。用途の例はレーザ用窓材、2D LiDAR など。

赤外線透過樹脂(アロニックスシート)への反射防止コート
東亞合成のアロニックスシートに、赤外用の反射防止膜を成膜する。樹脂の熱・ガス発生による成膜不良や、密着性・耐久性への不安に応える製品としている。用途の例は熱画像、セキュリティ、自動車用途。

近赤外バンドパスフィルター 905nm
905nm付近だけを通し、遮断帯域を450〜840nmと960〜1200nmとするバンドパスフィルター。ToF 方式距離画像センサーや LiDAR 用で、斜めから光が入る用途では波長のピークがずれる点にも触れている。用途の例は車載 LiDAR、搬送機関連、ToF センサー。

近赤外バンドパスフィルター 1450nm(水分検知)
水が強く吸収する1450nmだけを通し、外乱光を減らして水分検知の精度を上げる設計例。高温多湿や長時間使用に耐えること、装置に組み込む形状での納品、斜め入射への対応も課題として挙げている。

バンドパスフィルター+LID(光学デバイス用)
光半導体素子やセンサーを封止するガラスのLIDに、905nmのバンドパスフィルター(全面)と Au/Cr のメタライズを一体で加工する。別体のフィルターを足さずに部品点数を減らし、小型化できるとしている。誘電体多層膜とメタライズの一貫加工が特徴。

赤外線バンドパスフィルター 4.26μm(CO₂検知)
CO₂分子の強い吸収帯に合わせた4.26μmのバンドパスフィルター。赤外領域の分光特性は FT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)で測るとしている。用途の例はCO₂・CO・CH₄などの赤外線ガス分析、赤外線水分分析、放射温度計。

アロニックスシートへのITO/近赤外ARコート
アロニックスシートに、真空蒸着でITO(透明導電膜)を形成し、その上に905nm帯の反射防止(AR)多層膜を重ねる。ITOの低抵抗化と赤外の高透過の両立が課題で、同社は結露・霜・着氷の防止などの用途にも触れている(2026年4月の製品ページ)。

近赤外反射防止(AR)1450nm
水分検知用の1450nmに合わせた反射防止膜。水の吸収帯(970nm・1200nm・1450nm・1940nm)を整理し、環境光による誤検出や、光学部品の多層構造による干渉ノイズを減らす目的としている。耐久性試験(密着性など)は必須としている。

アロニックスシートへの多層膜コーティング(バンドパス)
赤外を透過する樹脂のアロニックスシートに多層膜を成膜し、可視光をカットしつつ赤外を通すバンドパスフィルターにする。色ガラスではない基材を探す課題への例。用途の例は赤外線センシング、熱画像、セキュリティ、自動車機器(ドライバーアシストなど)。
出典:安達新産業の公式サイトの事例ページ(各カードのリンク先)。写真は各ページから引用しています。
FACILITIES & RESULTS
設備と主な数字
公式サイトには、客先名つきの納入事例のページはありません。代わりに、「匠の赤外線・紫外線・バンドパスフィルター・ミラー」などの区分ごとに製品ページがあり、設計例の透過率チャート、解決したい課題、用途の例、基板の種類が載っています。チャートは「設計例であり、保証値ではありません」と断っています。ここでは、そのうち赤外・近赤外の9件を選びました(顧客の実績ではなく、同社の製品例です)。
実環境のデータとしては、東大阪工場の屋上に光学薄膜フィルター5種を置いた暴露試験があります(2024年7月〜2026年7月、継続予定)。半値波長のシフト量は5製品とも2年間で±2nm以内(680nmバンドパスフィルターは+0.01nm、905nmバンドパスフィルターは−0.89nm)で、テープ試験は全期間で合格としています。基板はB270とD263です。
| 設備 | 主な仕様・用途 |
|---|---|
| 測定機器 | 分光光度計(U-4100)、分光光度計(FT-IR)、SEM、硬度計、AFM、フェーズメーター、顕微鏡(品質保証のページ) |
| クリーンルーム | クラス10,000(ISO Class 7相当)の環境を常時維持。フォトリソグラフィなどのパターン加工に必要な設備もあるとしている(同) |
| 成膜方式 | 真空蒸着、スパッタリング(成膜装置の機種・台数は公式サイトに載っていない) |
| 対応ワークサイズ | 150mmまで(微細なパターン加工のページ) |
| パターン加工 | フォトリソグラフィ、エッチング、メタルマスク。L/Sで5μm程度までの実績(同) |
| 拠点 | 本社:大阪市西区立売堀1丁目14番20号/東大阪工場:東大阪市玉串町東3丁目3番1号(会社情報) |
上の数字の帯:1918年 創業(大正7年11月)/500社超 取引実績(同社の記載)/40年以上 光学薄膜フィルター・ミラーの製造実績(同社の記載)/5μm パターン加工のL/S(線幅・間隔)の実績の目安(同社の記載)
出典:製品一覧|安達新産業、赤外線反射防止(ANIX-DLC) 波長:9μm|安達新産業、赤外線透過樹脂(アロニックスシート)への反射防止コート、近赤外線バンドパスフィルター 905nm、近赤外バンドパスフィルター 1450nm、バンドパスフィルター+LID、赤外線バンドパスフィルター 4.26μm、アロニックスシートへのITO/近赤外ARコート、近赤外線反射防止(AR)1450nm、アロニックスシートへの多層膜コーティング、屋外暴露2年、シフト量±2nm以内。光学薄膜フィルターの耐久性を実証!、品質保証|安達新産業、微細なパターン加工、会社情報|安達新産業
COMPANY
会社概要
| 会社名 | 安達新産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 本社:〒550-0012 大阪府大阪市西区立売堀1丁目14番20号 アニックスビル10F TEL 06-6536-2051 FAX 06-6536-2015/東大阪工場:〒578-0932 大阪府東大阪市玉串町東3丁目3番1号 TEL 0729-62-4133 FAX 0729-64-9055 |
| 代表者 | 代表取締役 安達 謙祐 |
| 創業・設立 | 大正7年11月創業/昭和39年8月設立 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| グループ会社 | 大阪真空工業株式会社、安達興産株式会社 |
| 取得している規格 | ISO14001(2004年6月)/ISO9001(2018年3月。東大阪工場が対象)/ISO45001(2026年5月) |
| アクセス | 公式サイトの会社情報に、本社の地図(Googleマップ)へのリンクあり |
| 住所 | 大阪府大阪市西区立売堀1丁目14番20号 アニックスビル10F(本社) |
| 設立 | 1964(昭和39)年設立(1918(大正7)年創業) |
| 分野 | 電気・電子・光 |
ON THIS SITE
こんな課題で紹介しています
ものづくり技術百科では、次の記事で安達新産業を紹介しています。記事の中の企業紹介に詳しい説明があります。
- 反射を抑えたい・光を制御したい →光学薄膜の受託成膜の会社として、反射防止膜などの成膜を紹介
BEFORE CONTACT
問い合わせる前に整理しておくこと
問い合わせは、公式サイトのメールフォームか電話で受け付けています。電話の受付時間は平日8:30〜17:30(土日祝除く)です。フォームには、PDF・XLSX・PPTX・DOCX・JPEG・ZIPを5MB以下で添付できます。なお、同社はフォームを使った売り込みを禁止しています。
- 使う波長(中心波長・カット波長)と、透過させたい範囲・遮断したい範囲。同社は、設計提案の前にこれらの情報を求めている
- 想定する入射角。角度で特性がずれるため、光が斜めに入る装置かどうかを先に整理する
- 基板の種類(ガラス、樹脂、Ge など)と、製品のサイズ・厚み、必要な枚数(同社は1枚からの試作相談もできるとしている)
- 最終製品の用途と使う環境(温度・湿度・屋外か)。耐久性試験(密着性など)が必要かの判断に使う
- 形状指定がある場合は詳細図面。パターン加工では、電極の構成や線幅・間隔の希望(同社は10μm以下の線幅にも対応するとしている)
CONTACT
安達新産業に問い合わせる
お見積りとご相談は、公式サイトのメールフォームから受け付けています。
電話:06-6536-2051(平日8:30〜17:30、土日祝除く)
ボタンを押すと安達新産業の公式サイトのお問い合わせフォームが開きます。ものづくり技術百科は問い合わせの内容を受け取りません。
SAME PROCESS
同じ「表面処理・熱処理」の、ほかの会社の実績
DISCOVER
ちがう分野の、すごいもの
各社のエースモデルから、ほかの分野のものを選んでいます。開くたびに入れ替わります。
COMPANIES
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情報の確認日:2026年10月9日















