ホーム › 企業紹介 › 紹介ページのある企業 › ナイス株式会社
COMPANY PROFILE / 企業紹介
企業紹介|特殊溶接材料(アーク溶接材料・ろう材・フラックス)の製造販売と、真空ろう付・拡散接合の受託加工、特殊溶接(硬化肉盛・銅・チタン・アルミ)の施工、ろう付装置の設計製作
ナイス株式会社
ろう材を自社で作る立場から、真空ろう付を素材から製品の完成まで受託する、兵庫県尼崎市の接合技術の会社
公式サイトなどの公開情報をもとに編集部が作成 情報の確認日:2026年10月10日



OVERVIEW
ナイスとは
ろう材を自社で作る立場から、真空ろう付を素材から製品の完成まで受託する、兵庫県尼崎市の接合技術の会社
ナイスは、兵庫県尼崎市に本社を置く、特殊溶接材料の総合メーカーです。1948年1月に溶接機材の販売会社(協和商事)として設立し、1969年に特殊溶接工事の会社・低温溶接棒の製造会社と合併して現社名になりました。主な事業は、特殊溶接材料の製造販売、特殊溶接の施工、自動機器・真空機器の設計・製作、真空ろう付施工の4つです。従業員は194人、2026年3月期の年間売上は108億円(海外18億円を含む単純合算)としています。
強みは、ろう材やフラックスを自社で作る立場から、真空ろう付を素材から製品の完成まで受託できることです。同社は、アルミ・銅・ステンレス・セラミックス・薄膜などのろう付に、小ロット・単品から対応し、フラックスレスへの切り替えの提案や量産に向けた試作・工法開発もできるとしています。1984年に第1号の真空炉を導入して真空ろう付加工を始め、本社・千葉・姫路の3か所の真空工場で対応しています。

こんな相談に向いています

アルミや銅の冷却板・真空部品を、漏れなく一体にしたい
同社は、アルミ(A1100・A6061など)や無酸素銅の部品を、加工からろう付まで一貫して受託するとしている。

セラミックスと金属を、真空を保ったままつなぎたい
同社は、アルミナ・窒化アルミ・窒化珪素・炭化珪素などのセラミックスと、コバール合金・無酸素銅・純Niなどの金属とのろう付…

ベリリウムやチタンの薄い膜(窓)を、有機シール材なしで真空フランジに付けたい
同社は、薄膜のろう付ではOリングや接着材を使わないため、耐熱性が高く極低温にも向くとしている。

ろう付した面の状態を、壊さずに確かめたい
同社は、超音波検査装置でろう面の状態を確認するとしている。
出典:会社概要|ナイス、沿革|ナイス、企業理念|ナイス、真空ろう付受託加工|ナイス、事業所案内|ナイス、製品情報|ナイス
SERVICES
技術・サービス
ナイスの公式サイトは、「会社案内」「製品情報(アーク溶接材料・ろう付材料・フラックス・ろう付設備)」「サービス・技術(溶接エンジニアリング・機器エンジニアリング・真空ろう付受託加工)」「採用情報」「お問い合わせ」などのページに分かれています。編集部ではこれを6つにまとめました。

真空ろう付受託加工(アルミ・銅・ステンレス・セラミックス・薄膜)
真空ろう付の工法開発・試作・製作・コンサルティングを、素材から製品の完成まで受託する。レーザー溶接や拡散接合にも対応する。


ろう付材料・アーク溶接材料・フラックス(製品情報)
りん銅ろう・銀ろう・アルミニウムろう・黄銅ろう・真空ろう材・ニッケルろう・活性ろうなどのろう材と、アーク溶接材料、フラックスを製造販売する。

ろう付設備(自動ろう付装置・高周波ろう付装置・火炎制御ユニット)
ろう材の知見をもとに、ガスろう付・高周波ろう付・高周波真空ろう付などの自動ろう付装置を設計製作する。導入前の事前加熱試験にも対応する。

特殊溶接(硬化肉盛・純銅/銅合金・チタン/アルミ・耐熱/耐食材料)
摩耗や腐食に弱い部位に耐摩耗材料を肉盛りしたり、純銅・チタン・アルミ・耐熱/耐食材料を溶接したりして、新作と補修を行う。

産業機器のオーバーホール・リバースエンジニアリング・UPプレート(耐摩耗鋼板)
デカンター型遠心分離機・ロータリーフィーダー・水車まわりなどの分解・補修・再組立と、図面のない製品の3Dスキャンによる図面化・製作、クロムカーバイド肉盛の耐摩耗鋼板を扱う。
CASES
実績(公開されている事例)
ナイスが公式サイトで公開している事例から、編集部が9件を選びました。詳しい内容は各事例のページでご覧ください。

加速器部品:銅とステンレスの真空ろう付
機器エンジニアリングのページに「加速器部品 Cu-SUS 真空ろう付」(同じ写真に「Cu-Cu EBW」も併記)として掲載している、銅とステンレスの真空部品。

銅とグラファイトなどの真空ろう付(ビームライン関連部品)
機器エンジニアリングのページに、「ビームライン関連部品」として「Cu-グラファイト 真空ろう付」「Cu-SUS 真空ろう付」「SUS-SUS TIG溶接」の3行の説明つきで掲載している。写真は、フランジの上にグラファイトのタイルを並べた部品。




ロータリーフィーダーの補修(肉盛溶接と機械加工)
ロータリーフィーダーのローターで、歯先はステライトNO.6の肉盛と機械加工、軸部は軟鋼の肉盛溶接と機械加工で補修したとしている。

デカンター型遠心分離機のオーバーホール(部品製作)
遠心分離機(デカンター)のオーバーホールの工程のうち、部品製作の写真を載せている。このページには、機体のお預かり・分解・スクリュー修理・バランス修正・組立も載っている。

水力発電所の水車ランナーの溶接補修
水力発電所の水車まわりのオーバーホールの事例として、ランナーの溶接補修などを載せている。ここで使った写真は、ランナーに吊り具をかけた様子(掲載の見出しは「ランナー溶接補修」。溶接した部分は写っていない)。

出典:ナイスの公式サイトの事例ページ(各カードのリンク先)。写真は各ページから引用しています。
FACILITIES & RESULTS
設備と主な数字
公式サイトの事例は、客先名つきの納入実績の一覧ではなく、各サービスのページに加工例・施工例の写真を載せる形式です。ここでは、真空ろう付と機器エンジニアリング、特殊溶接、オーバーホール、耐摩耗鋼板から9件を選びました。各ページの掲載の範囲で書いており、納入先・数量・効果の数値は、ページに載っているもの以外は書いていません。
「業界別施工事例」のページには、製鋼・製鉄、セメント、電力、製錬、化学、製紙、リサイクルの各プラントについて、機器名と「新作」「補修」「分解整備」などの区分を並べた写真が約60件載っています。機器エンジニアリングのページには、J-PARCの真空チャンバー(神戸製鋼所向けと記載)なども載っています。
| 設備 | 主な仕様・用途 |
|---|---|
| 真空ろう付の工場 | 本社真空工場(第二工場。1999年完成)、千葉真空工場(2018年開設)、姫路真空工場(2024年開設)。1984年に第1号真空炉を導入して真空ろう付加工を始めた(沿革)。炉の大きさ・台数は公式サイトに載っていない |
| 検査 | 超音波検査装置(ろう面の状態の確認)、ヘリウムリーク検査、せん断引張試験(真空ろう付受託加工のページ)。断面調査もできるとしている(ろう付設備のページ) |
| レーザー溶接装置 | 薄板(0.3t)から溶接でき、非常に小さなビードで漏れのないチャンバーが作れるとしている。ヘリウムリーク量は1.3×10⁻¹⁰ Pa・m³/s以下(アルミ合金A6061のチャンバー) |
| 高周波ろう付装置 | 定格出力6kW(最大10kW)/12kW(18kW)/18kW(25kW)/25kW(40kW)/50kW(80kW)/70kW(110kW)/140kW(220kW)。2系統独立制御タイプもあるとしている(ろう付設備) |
| 自動ろう付装置・事前試験 | 差しろう(4分割インデックス)・置きろう(1ステージシャトル)・全自動タイプ。事前加熱試験の装置と、同社保有の6軸ロボットで導入前に試せるとしている(ろう付設備) |
| 3Dスキャナ | 小型から大型までの現物を高精度の3Dスキャナで測り、図面化・製作に使う。取り外せない設備は現地でスキャンできるとしている(リバースエンジニアリング) |
上の数字の帯:1948年 設立(1948年1月13日)/1984年 第1号真空炉を導入し、真空ろう付加工を開始/194人 従業員数(2026年3月現在)/108億円 年間売上(2026年3月期。海外18億円を含む単純合算)
出典:真空ろう付受託加工|ナイス、機器エンジニアリング|ナイス、業界別施工事例|ナイス、特殊溶接|ナイス、産業機器オーバーホール|ナイス、UPプレート|ナイス、リバースエンジニアリング|ナイス
COMPANY
会社概要
| 会社名 | ナイス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 本社:〒660-0804 兵庫県尼崎市北大物町20-1 TEL 06-6488-7700(代) FAX 06-6488-5066 |
| 代表者 | 代表取締役社長 山本 佳克 |
| 設立 | 1948年1月13日(溶接機材の販売を目的として協和商事株式会社として設立。1969年4月に3社の合併統合で商号をナイス株式会社に変更) |
| 資本金 | 1億5千万円 |
| 従業員数 | 194人(2026年3月現在) |
| 年間売上 | 108億円(海外18億円、単純合算)2026年3月期 |
| 主要事業 | 特殊溶接材料の製造販売/特殊溶接の施工/自動機器・真空機器の設計・製作/真空ろう付施工 |
| 国内拠点 | 東京・千葉・静岡・岐阜・兵庫・和歌山・岡山・広島・福岡 |
| 海外拠点 | タイ・韓国 |
| 取得している規格 | ISO9001(海外関連会社を除く。2017年にISO9001:2015年版認証を取得)/ISO14001(本社および本社工場) |
| 加入団体 | 溶接学会・日本溶接協会・日本溶接材料工業会・日本真空工業会 |
| 住所 | 兵庫県尼崎市北大物町20-1(本社) |
| 分野 | 接合・組立 |
ON THIS SITE
こんな課題で紹介しています
ものづくり技術百科では、次の記事でナイスを紹介しています。記事の中の企業紹介に詳しい説明があります。
- ろう付け(銀ろう・真空ろう付け・アルミのろう付けの選び方) →ろう材メーカーが、真空ろう付を素材から受託する会社として紹介
BEFORE CONTACT
問い合わせる前に整理しておくこと
問い合わせは、公式サイトのお問い合わせページに掲載された、用途別の窓口の電話とメールで受け付けています(フォームではありません)。真空ろう付は「真空ろう付エンジニアリング」(本社真空工場・姫路真空工場)が窓口です。営業時間は平日8:30〜17:30としています。カタログは資料請求のフォームから申し込めます。
- 接合する材質の組み合わせ(アルミ・銅・ステンレス・セラミックスと金属・薄膜など)と、部品の寸法・数量(単品・小ロット・量産)。同社は小ロット・単品にも対応するとしている
- 求める漏れの水準(ヘリウムリーク量)と強度。同社はアルミやセラミック真空部品で、漏れ量とせん断引張の試験データを公開している
- 図面の有無と、今の接合方法(フラックスを使うろう付かなど)。フラックスレスへの切り替え、量産に向けた試作・工法開発の提案を受けられるとしている
- ろう付後の加工・検査の範囲。同社は、加工からろう付までの一貫対応、超音波検査やHeリーク検査によるろう面の確認ができるとしている
- 溶接材料・ろう材の相談か、機器・溶接の相談か、真空ろう付の相談か。用途別の直通窓口が3つに分かれている(溶材事業本部 技術グループ/機器・溶接エンジニアリング/真空ろう付エンジニアリング)。ほかに事業所ごとの直通もある
CONTACT
ナイスに問い合わせる
公式サイトには、問い合わせ用のフォームはなく、用途別の直通窓口(電話とメール)を載せています。
電話:06-6488-7703(真空ろう付エンジニアリング)/本社 06-6488-7700(代)
ボタンを押すとナイスの公式サイトのお問い合わせフォームが開きます。ものづくり技術百科は問い合わせの内容を受け取りません。
SAME PROCESS
同じ「溶接・接合・ろう付け」の、ほかの会社の実績
DISCOVER
ちがう分野の、すごいもの
各社のエースモデルから、ほかの分野のものを選んでいます。開くたびに入れ替わります。
COMPANIES
溶接・接合・ろう付けの、近くの会社
株式会社アドウェルズ福岡県那珂川市で、超音波を使う接合・カット・溶着の装置をつくる会社
株式会社ウチダ高周波誘導加熱とバーナーで同種・異種金属のろう付けを試作から量産まで受け、検査や組立梱包までまとめて請け負う、山梨県南アルプス市のろう付け会社
株式会社ハセテック新潟県燕市で、銅管と真鍮などの異素材のロウ付けと、パイプの曲げ・切削・金型づくりまでを社内で一貫して行う会社
入江工研株式会社溶接ベローズ・成形ベローズと、その技術を生かした真空バルブ・真空チャンバーを、設計から検査まで手がける会社
有限会社岩倉溶接工業所静岡県島田市で、ステンレス・アルミ・チタン・マグネシウムなどのTIG溶接とレーザー微細溶接を中心に、黒色のレーザーマーキングや切断まで行う溶接の会社このページは、ナイスの公式サイトなどの公開情報をもとに、ものづくり技術百科の編集部が作成した紹介ページです。内容の誤り・修正のご連絡は、お問い合わせからお送りください。
情報の確認日:2026年10月10日









