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COMPANY PROFILE / 企業紹介
企業紹介|光学ガラス(研磨レンズ用・非球面モールド用・耐放射線・i線用)・極低膨張ガラスセラミックス(クリアセラム™-Z)・ナノセラム™・固体電解質(LICGC™)・合成石英ガラス
株式会社オハラ
光学ガラスとガラスセラミックスを軸に、宇宙・半導体・電池向けの材料まで手がける、神奈川県相模原市の会社
公式サイトなどの公開情報をもとに編集部が作成 情報の確認日:2026年11月7日



OVERVIEW
オハラとは
光学ガラスとガラスセラミックスを軸に、宇宙・半導体・電池向けの材料まで手がける、神奈川県相模原市の会社
オハラは、神奈川県相模原市に本社を置く、光学ガラスとガラスセラミックスの会社です。1935年に小原甚八が小原光学硝子製造所として創立し、1936年に光学ガラスの熔解を始めました。2025年に創立90周年を迎えました。
事業は、カメラのレンズなどに使う光学ガラスを扱う「光事業」と、光学ガラスの技術を活かした特殊ガラス・ガラスセラミックスを扱う「エレクトロニクス事業」の2つです(2025年度の売上比率は光事業53.0%、エレクトロニクス事業47.0%)。原料設計・特性設計から熔解、加工、出荷までの一貫した技術力があるとしています。同社のガラスは、1969年のアポロ11号への搭載をはじめ、宇宙・天文分野で使われてきました。

こんな相談に向いています

温度が変わっても、ミラーや基準部品の寸法を動かしたくない
極低膨張ガラスセラミックスの技術で JAXA から表彰の事例があります 実績を見る ↓

電池交換なしで、屋外のセンサーを長く動かしたい
固体電解質基板が、湿度変動電池に使われたの事例があります 実績を見る ↓

紫外線から近赤外線まで、高い透過率の窓やレンズの材料がほしい
合成石英ガラス SK-1300 シリーズは、透過率80%以上の範囲が SK-1300(低水材)で波長 165〜2,600…

リチウムイオン電池の劣化を抑えて、寿命を延ばしたい
固体添加材で、リチウムイオン電池の寿命が4倍にの事例があります 実績を見る ↓
出典:製品情報|オハラ、オハラの歩み|オハラ、生産工程|オハラ、株式会社オハラは創立90周年を迎えました(2025年10月1日)、オハラレポート2026(2026年3月発行)、オハラの極低膨張ガラスセラミックス技術、JAXAより表彰(2025年3月13日)、お知らせ「固体添加材 LICGC™ PW-01 で電池の長寿命化を確認」(2020年3月12日)
SERVICES
技術・サービス
オハラの公式サイトは、製品情報を光学ガラス、ガラスセラミックス、固体電解質、石英ガラス、特殊ガラスなどに分けています。ここでは、製造業の設計・開発の方に関係の深い6つを並べました。

出典:オハラ「オハラの光学ガラス、火星衛星探査機「MMX」に採用」
光学ガラス(研磨レンズ用・非球面モールド用・耐放射線・i線用)
デジタルカメラ・車載カメラ・プロジェクター・医療機器などの光学機器に使うガラス。屈折率やアッベ数のほか、部分分散比・着色度・Δn/ΔT・線膨張係数のデータを公開している。

出典:オハラ「オハラの極低膨張ガラスセラミックス技術、JAXAより表彰」
クリアセラム™-Z(極低膨張ガラスセラミックス)
ガラスの組成、析出する結晶の大きさ、析出量を厳密に調整してつくる、極低膨張のガラスセラミックス。標準品に、ゼロ膨張特性を高めた HS と EX の3種がある。



出典:オハラ「WMS™-15」
CASES
実績(公開されている事例)
オハラが公式サイトで公開している事例から、編集部が9件を選びました。詳しい内容は各事例のページでご覧ください。

極低膨張ガラスセラミックスの技術で JAXA から表彰
極低膨張ガラスセラミックス「クリアセラム™-Z」が観測衛星の光学系の反射ミラー材として使われ、衛星システム開発への貢献が評価されて JAXA の令和六年度部門長賞を受けた。

火星衛星探査機 MMX のカメラと分光器に採用
広角分光カメラ「OROCHI」のレンズに研磨レンズ用光学ガラスが、ローバ「IDEFIX」のラマン分光器「RAX」に耐放射線光学ガラスが採用された。耐放射線光学ガラスは、放射線による着色を抑えて透明性を保つとしている。
ローマン宇宙望遠鏡の観測装置に採用
NASA のナンシー・グレイス・ローマン宇宙望遠鏡のコロナグラフ装置の光学系に耐放射線光学ガラスなどが、広視野観測装置の分光システムのプリズムに光学ガラスが採用された。
超小型人工衛星の反射望遠光学系に採用
「クリアセラム™-Z」が、キヤノン電子の超小型人工衛星初号機に採用された。製品ページには、2017年6月にインドから打ち上げた「CE-SAT-Ⅰ」の反射望遠光学系のミラー材料として載っている。

固体電解質基板が、湿度変動電池に使われた
「LICGC™ SP-01」が産総研の「湿度変動電池」に使われた。リチウムイオンだけを通して水を通さないため、従来のポリマー系の膜より高電圧・高出力の発電ができたとしている。

固体添加材で、リチウムイオン電池の寿命が4倍に
「LICGC™ PW-01」を正極に微量添加すると、電池の劣化を抑えて長寿命化できることを確認した。60℃の高温で、電池容量が10%減るまでの充放電の回数が4倍になったとしている。

平等院の奉納作品にガラスが使われた
宇治・平等院の奉納作品「鳳凰の卵」に、S-BSL7 の研磨ガラス(90×200×1,100mm、5枚)が使われた。ガラスにレーザー光線を当てて、卵と気泡の空間を刻んでいる。
ナノセラムがスマートフォン用の保護ガラスに採用
耐衝撃・高硬度のクリアガラスセラミックス「ナノセラム™」が、NTTドコモの「ナノセラム™プレミアムガラス」(スマートフォン用の高強度ディスプレイ保護ガラス)に採用された。
出典:オハラの公式サイトの事例ページ(各カードのリンク先)。写真は各ページから引用しています。
FACILITIES & RESULTS
設備と主な数字
ここに並べた9件は、公式サイトの「お知らせ」から、採用・受賞・共同開発を選びました(2026-11-07 時点)。公式サイトに導入事例のページはないため、導入事例ではなく、同社が発表した採用や受賞を紹介しています。
2025年度(2025年10月期)の連結売上高は288億95百万円(前年度比3.5%増)で、光事業が53.0%、エレクトロニクス事業が47.0%です。海外売上高比率は55.5%です(オハラレポート2026)。
| 設備 | 主な仕様・用途 |
|---|---|
| 原料調合 | ガラスの原料をグラム単位で計量し、混合機で均一に撹拌する |
| 一次熔解 | 1000℃〜1450℃の熔解炉で原料を融液にし、カレット(ガラスの小片)にする |
| 二次熔解・ストリップ | カレットを高温で熔解して気泡・異物を除き、金型に流して板状のガラスにする(光事業) |
| キャスト | 1500℃以上の高温熔解炉で熔解し、丸型の金型に流し込んで冷やし固める(エレクトロニクス事業) |
| 材料検査 | 5m ごとに約15cm のテストピースを切り取り、検査機で気泡などを確認する |
| 拠点・特許 | 生産・事業拠点は国内3拠点・海外9拠点(2026年3月時点、グループ)。特許権は国内356件・海外239件(2025年10月時点)。品質マネジメントは ISO9001 の認証を取得 |
上の数字の帯:130種 研磨レンズ用光学ガラスの硝種/288.95億円 連結売上高(2025年度)/468人 従業員(2025年10月31日現在)/1935年 創立
出典:お知らせ|オハラ、オハラレポート2026(2026年3月発行)、生産工程|オハラ、研究開発/知的財産|オハラ、オハラの技術力|オハラ、会社情報|オハラ
COMPANY
会社概要
| 会社名 | 株式会社オハラ(OHARA INC.) |
|---|---|
| 設立 | 1935年(昭和10年)10月1日 |
| 資本金 | 58億5千5百万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長執行役員 齋藤 弘和 |
| 従業員数 | 468名(2025年10月31日現在) |
| 連結売上高 | 288億95百万円(2025年10月期) |
| 事業内容 | 光及びエレクトロニクス事業機器向けガラス素材の製造・販売 |
| 本社所在地 | 〒252-5286 神奈川県相模原市中央区小山1丁目15番30号 |
| TEL | 042-772-2101(代表) |
| 住所 | 神奈川県相模原市中央区小山1-15-30(本社) |
| 分野 | 光学ガラス・ガラスセラミックス・固体電解質 |
ON THIS SITE
こんな課題で紹介しています
ものづくり技術百科では、次の記事でオハラを紹介しています。記事の中の企業紹介に詳しい説明があります。
- レンズ・ミラーを温度変化でずれないように固定したい →極低膨張ガラスセラミックス CLEARCERAM-Z(熱膨張係数を0〜50℃で保証)
- ガラスの種類と選び方(ソーダ石灰・ホウケイ酸・石英・強化ガラスの違い) →合成石英ガラス SK-1300 とクリアセラム-Z
BEFORE CONTACT
問い合わせる前に整理しておくこと
製品の相談は、公式サイトの「製品に関するお問い合わせ」フォームか、電話(本社 042-772-2101)で受け付けています。フォームでは、製品名(研磨レンズ用光学ガラス・クリアセラム™-Z・ナノセラム™・LICGC など)を選び、会社名・所属部署・連絡先と問い合わせ内容を入力します。ファイルの添付欄はありません。電話の受付時間は、製品の窓口には書かれていません(個人情報の窓口は月〜金の 8:10〜12:00、12:45〜16:55)。
- 使う用途(撮像・投影・計測・半導体露光・宇宙・電池・光通信など)と、ほしい特性(屈折率・アッベ数・透過率・熱膨張・イオン伝導度など)
- 形状とサイズ(丸棒・板・研磨品・大型ブランクなど)と、必要な数量・ロット
- 使う環境(放射線・紫外線・高温・低温など)
- 試作か量産か、納期のめど
- 公式サイトの光学ガラスは「特注・廃止化のご案内」が毎年更新されるため、使いたい硝種の供給の状況
CONTACT
オハラに問い合わせる
製品に関するお問い合わせフォームから、光学ガラス・ガラスセラミックス・固体電解質などの相談ができます。
電話:本社 042-772-2101
ボタンを押すとオハラの公式サイトのお問い合わせフォームが開きます。ものづくり技術百科は問い合わせの内容を受け取りません。
SAME PROCESS
同じ「製品・デバイス」の、ほかの会社の実績
DISCOVER
ちがう分野の、すごいもの
各社のエースモデルから、ほかの分野のものを選んでいます。開くたびに入れ替わります。
このページは、オハラの公式サイトなどの公開情報をもとに、ものづくり技術百科の編集部が作成した紹介ページです。内容の誤り・修正のご連絡は、お問い合わせからお送りください。
情報の確認日:2026年11月7日









